憧れの東大に合格するために必要なコト

2015.02.11勉強 , 学習
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日本における最高学府であり、官僚などの多くのエリートを輩出しているのが東京大学です。この東京大学に入学するためには、並大抵ではない学力を持っていなければなりません。東京大学内で最も高い偏差値を誇っているのが理三で79、最も低い理二ですら72という高偏差値です。ここに到達するためには、高校時代の多くの時間を勉強に費やさなければなりません。

また、ただ費やすだけではなく、効果的な勉強法を習得しなければ3年間をかけても届かない学校でもあります。そこでここでは、東京大学を目指すための勉強方法について紹介します。努力をすれば全員が入れる学校というわけではないものの、努力をしなければ入れない学校であることは間違いありません。

 

勉強の習慣を付けること

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東大の合格を目指すのであれば、まず日常的に勉強をする習慣を付けることが重要になります。一日何時間勉強すれば良い、ということが決まっているわけではありません。人によって、習得が早い人もいれば遅い人もいます。自分の習熟度に応じて、必要な時間を見極めた勉強時間の設定が重要になります。

考えておかなければならないのは、ただ漫然と長時間勉強すれば良いというわけではないことです。人間の集中力というのはそう長くは続きません。一説には、最高集中状態を維持することができるのは15分だとすら言われています。だらだらと長時間に薄めて勉強するよりは、短時間に効率の良い勉強をすることが重要です。

また、勉強に対するモチベーションを上げる方法を検討する必要もあります。絶対に東大に合格したい、という確固たる意思があるのであればそれがモチベーションとなることも考えられますが、そこまで強い意思が無いのであれば、何か別のことでモチベーションを上げる必要があります。例えば模試で成績が上がった時に自分へのごほうびを用意する、というのも1つの方法です。

 

受験を目指す全体のスケジュールを考える

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次に、受験対策の年間スケジュールを立てることが重要になります。毎日勉強の習慣を付けるのはもちろんのこと、追い込みの時期になれば普段以上の勉強をしていく必要があります。本格的な受験勉強を開始する時期をいつとするのか?というのは専門家の間でも意見が分かれます。高校に入学した時からすでに大学入試が始まっているという人もいれば、3年から初めても間に合うという人もいます。ただし、後者はあくまでも普段から勉強の習慣が付いている人が、追い込みを行うのが3年からで良い、という意味です。

高校は人生の中で、楽しみの多い時期でもあります。この時期をすべて勉強に費やすのが必ずしも正しいということはできないでしょう。楽しい時間がなければ、苦しい時間に備えることもできなくなってしまいます。そのため、高校2年の半ば頃までは、高校生活を楽しむことも視野に入れたスケジュールを組むのが良いでしょう。

平日と土日とでは自主勉強に割くことができる時間も違います。毎日勉強では息が詰まってしまうため、日曜の午後だけはフリーにするなど、リフレッシュできる時間を組み込むことも重要です。

 

英語の勉強方法

東京大学ヘの合格を目指すのであれば、英語のマスターは必要不可欠な条件です。センター試験はマークシート形式ですが、東京大学の入試では英作文が課されるため、より本格的な英語の習得が必要となります。

英語学習のポイントは、ともかく何度も英語の文章を読み、親しむことです。通常であれば英文を見た時、一度日本語になおしてから理解することになりますが、直接英語から理解ができるレベルまで習熟できれば最高です。

基本的な単語や熟語、文法などを暗記することができたのであれば、後は長文を読み続けることが英語習得のポイントとなります。全科目の勉強時間の内、3分の1程度を英語に費やすつもりで構いません。

 

数学の勉強方法

次に、数学の勉強方法についてです。東京大学では理系学科と文系学科で基準が違っています。それぞれの勉強方法について見て行きましょう。

【理系数学】

理系における数学は英語についで最重要な科目です。数学は積み重ねの学問であり、前提となることがわかっていなければ次の項目を理解することができません。高度な数学を解けるようにするためには、基礎から積み重ねる勉強が重要になります。高校1年や高校2年で学んだことはすべて分かっている、と思い込んでいると、高校3年の範囲で躓いてしまう可能性があります。まずは1年、2年の範囲から取り組み、完璧に理解した上で3年の範囲へと歩を進めるのが良いでしょう。

高校2年生の中盤からはチャート式の参考書を利用して勉強を進めていきます。さらに、1対1対応問題を合わせて行うことで、理解度を上げていくことが重要です。

【文系数学】

文系学科における数学の重要度は理系学科に比べると多少下がります。ただし、その分だけ他の人と差が付きやすい部分でもあるため、ないがしろにすることはできません。

文系数学の場合もチャート式の参考書をベースにして勉強を進めていきましょう。文系において目標とするのは、40点獲得です。より安定した合格点を目指すのであれば、50点が取れる程度まで実力を付けておきたい科目となります。センターでの数学の成績も重要となるため、センター直前にはセンター対策の参考書を中心に勉強をすすめましょう。

 

国語の勉強方法

次は国語の勉強方法についてです。国語は学校での勉強が理解できているのか?ということだけではなく、普段からの読書量や、もともと持っている教養が大きく影響を与えます。ただ、これは現代文に関してのことです。古文と漢文についてはそもそもの読書量や教養などはあまり影響を及ぼさないため、勉強量がものをいいます。

国語は他の科目に比べて他の人との差が付きにくく、人によってはほとんど勉強しないでも点数を取ることができてしまいます。現代文は自力で解くようにし、国語の勉強時間の多くを古文と漢文に費やすようにしましょう。

古文や漢文は単語や構文を覚えるだけでも理解できる範囲が大きく広がります。古文単語参考書や漢文構文参考書などを中心に暗記を進めるようにします。

 

世界史の勉強法

最後に紹介するのは、世界史の勉強法です。世界史は論述問題が2問、一問一答が1問で構成されています。確実に点数を稼ぐことができるのが一問一答形式であるため、まずは教科書を完全に暗記するようにしましょう。一問一答を落とさないだけでも30点までは取ることができます。

論述についても、この一問一答の勉強がベースとなって解けるようになっていくため、ともかく基礎となる知識を暗記していくことが重要です。

暗記科目においては、一日あたりどこまで覚える、という形式よりも、全体を読み流す程度でも良いので毎日繰り返し読む、反復勉強法の方が効果的です。これは国語の古文漢文や、地理の勉強法としても用いることができます。

 

おわりに

東大を目指すというのは、生半可なことではありません。高校の勉強を完璧に理解している必要があります。そのためには、中学までの勉強も十分頭に入っていなければなりません。多くの学問は積み重ねです。日々の勉強を積み重ね、反復することによって初めてそれが自分のものとなります。一朝一夕で合格することはできませんが、日々の努力以外に頼ることができるものはありません。

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