ペット保険の比較ポイントは?犬・猫などのペット保険選び方

2016.09.28ペット , 保険 , 生活
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ペットが長生きするようになった現代では、ペットの医療費の負担も飼い主にとって大きな課題となっています。ペットが病気で入院したり手術したりしなければならなくなったとき備えて、事前にペット保険に加入しておけば、入院・手術費用を抑えることができます。

今回はペット保険とは何なのか、その選び方や加入する際に注意すべき点についてご紹介します。

ペット保険とは

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動物を対象とした保険には、農林水産省の家畜共済のように、牛や豚、馬などの「家畜」を対象としたものはありますが、愛玩用のペットには公的な医療保険が存在しません。そのため、通常は動物病院でかかる治療費は基本的に全額飼い主の自己負担となります。

そこで登場したものが、民間企業によるペットのための保険です。主に、ペットが怪我や病気の際に通院、入院、手術の費用を補償するものとなっています。しかし、保険会社や契約内容によってはその他の費用が保証される場合もあります。

また、よく飼われている犬や猫の他に、鳥類やウサギ、フェレットなどの動物に対応した保険もあり、ペット保険は飼い主のニーズに応じて多様化しています。

さまざまな補償内容

保険会社によっては、入院、通院、手術の費用の他に車椅子の作成費用補助、ペットが他人に怪我をさせてしまった際の賠償責任、ペットが亡くなった際の埋葬費用なども補償の対象に含めているところもあります。

保険を選ぶ際は、ペットの種類や性質、なりやすい病気や怪我などを考慮し、ペットに適した保険を選ばなければなりません。例えば、怪我をして歩行が困難になっても、小型犬であれば抱っこしたりペット用カートに乗せたりして運べますが、大型犬であれば車椅子を使って自分で歩かせた方がペットにとっても飼い主にとっても負担が少なくなります。

その場合、保険の補償内容に車椅子の作成費用の補助があれば大いに役立つでしょう。
また、保険やペットのしつけに関する相談窓口など、日常の困りごとを相談できるサービスを設けている保険会社もあるため、補償内容やサービス内容をよく比較しましょう。

保険を選ぶ上での注意点

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ペットに万一のことがあった際には便利な保険ですが、加入前にしっかりその補償内容について理解していなければ、いざというときに有効活用できなかったり、思わぬトラブルにつながったりするかもしれません。

例えば、先天的な疾患を持つペットがその治療のために通院・入院する場合、多くの会社がその費用を補償対象外としています。また、犬や猫がかかることの多い膝蓋骨脱臼、猫免疫不全ウィルス感染症、フィラリア感染症などが補償対象外となっていたり、妊娠出産に関わる費用は基本的に対象外とされていたりするなど、人間の保険以上にその内容は複雑です。

そのため、飼い主が当然補償されると思っていた内容が補償対象外だった場合、トラブルになる事例も多くあります。
しかし、このようなトラブルの多くは、飼い主が事前に保険会社の説明を聞き約款などの内容を理解しておけば起こりません。保険の補償内容に関する部分は複雑な上に難しい言葉で書かれているため、面倒で確認を怠る方も多いでしょう。ですが、万一のために少なくとも1度は熟読しなければなりません。理解できない内容は、遠慮なく保険会社の担当者に尋ねましょう。

おわりに

ペット保険を選ぶ際には、口コミやネットの評判を鵜呑みにしたり、費用の安さだけで選んだりしてはなりません。人間と異なり、ペットは同じ犬でも品種や身体の大きさ、オスとメスの違いなどによってかかりやすい病気や怪我のリスクが大きく異なります。
ペットにとってどのような補償が必要なのかを熟考し、加入する保険の内容をしっかりと理解することにより、トラブルを未然に防ぎましょう。

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