後悔しないために!田舎暮らし物件のメリット・デメリットを押さえよう

2016.10.13引っ越し , 生活 , 田舎暮らし
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定年後の田舎暮らしに憧れている方は多いのではないでしょうか。田舎でのんびりとスローライフを送ることを考えただけで、心が弾む方もいるでしょう。

また最近は、自然に囲まれた環境に憧れ、田舎暮らしを決心する20代・30代の若い方も多いと言います。
しかしもちろん、田舎暮らしにはデメリットもあります。今回は、住み始めてから後悔することがないよう、田舎暮らし物件のメリット・デメリットをご紹介します。

田舎暮らしのメリットは?

田舎暮らしのメリットとしてはまず、物件がとにかく安いことが挙げられます。
また、田舎の場所にもよりますが、海や山などの自然が多いこともメリットでしょう。子どもを育てる上でも良い環境だと言えます。

ベランダ菜園ではない、本格的な家庭菜園を作ることも可能です。安価、あるいは無料で畑を借りられる場合もあります。自分たちで作った野菜の味は、やはり格別でしょう。
その土地ごとの季節の特産物が食べられることも大きな魅力です。海産物や野菜、果物など、都会ではなかなか味わえない自然の恵みを新鮮なまま味わうことができます。

他に、田舎の人間らしい暖かい人付き合いに憧れている方もいるのではないでしょうか。
田舎特有の人付き合いを面倒に感じる方は、集落から離れた場所に居住することによって、あまり人と交流せず暮らすことも可能です。

田舎暮らしのデメリットは?

メリットばかりではなく、田舎ならではのデメリットももちろんあります。
まず、利便性の問題です。インターネットが普及したとはいえ、都会と田舎とではやはりまだ利便性に大きな差があります。例えば、24時間営業のコンビニエンスストアや自動販売機がないだけでも不便に感じる方は多いでしょう。

交通機関もあまり発達していません。そのため、車は必需品の1つです。買い物、お出掛け、通院はもちろん、場合によっては子どもの学校の送り迎えまでしなければなりません。車の維持にも燃料費、保険料、メンテナンス費用など、さまざまな費用が掛かります。

都会のように職場の選択肢が多くないため、収入が減額する可能性が高いことも考慮しておきましょう。
集落における付き合いも、人によってはデメリットです。たいていは友好的に受け入れてくれる場合が多いですが、昔からの会合や共同作業、祭りごと、冠婚葬祭への参加はある程度の負担になるでしょう。

田舎暮らし物件の種類

田舎の物件を探す際は、まず「開発地」と「未開発地」の分類を意識する必要があります。
開発地には「別荘分譲地」「林間住宅地」「町村住宅地」が含まれます。

別荘分譲地

有名どころのリゾート地や、魅力的なロケーションを持つ地に多く見られます。元来は都会暮らしの方の別荘地として開発された場所であるため、多くは管理事務所があり、安心して暮らせる環境や便利なサービスが整っています。

林間住宅地

地方都市の郊外に多く見られるもので、多くは大手開発業者の手によって開発された大規模分譲地です。自然環境と生活環境を兼ね備えているため、別荘分譲地より利便性は高いでしょう。

町村住宅地

村おこしや過疎対策の一環として、役場や地元業者が開発した小規模分譲地が多くあります。物件の価格が安いことはもちろん、資金援助を受けやすいことは大きなメリットです。
未開発地には「未造成地」「山村・農村・漁村の集落」があります。

未造成地

山林や原野が自然のままで存在し、道路や設備が整備されていないことも少なくありません。物件の購入に掛かる費用はおそらく安価ですが、設備や造成などに追加投資が必要となる可能性が高いでしょう。

山村・農村・漁村の集落

最も地域密着型の田舎暮らしです。山間の古民家などがこれに当たります。

おわりに

田舎暮らしには魅力的な点がたくさんありますが、デメリットも少なくありません。特に田舎に住んだ経験のない方の場合は、注意が必要です。
自分や家族の趣向についてよく考え、下見やイメージを念入りに行なってから移住を決意することをおすすめします。

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