積雪で絶対に気をつけたい3つのテーマ

2015.01.18災害対策 , 生活
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朝晩もすっかり冷え込み、本格的な冬の到来を感じさせる時期になってきました。この季節に避けては通れないのが、「雪」です。地域によっては、少しの積雪で交通機関が麻痺してしまい、身動きが取れなくなってしまうなどのトラブルもしばしば起こります。ここでは、積雪があった時の対策をいくつかご紹介します。

 

雪かき

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積雪がひどかった場合、自宅の周辺の雪かきをする必要があるかもしれません。しかし、一口に雪かきといっても、実はさまざまな約束事が存在します。

 

雪かきアイテムを用意しよう

雪かきを行うには、専用のアイテムが必要です。雪かき用のスコップや、雪を押し出すスノープッシャーなど、この時期になるとホームセンターなどで雪かきグッズが販売されているはずです。自分の体格に合った、使いやすいものを選びましょう。

また、雪かきアイテムにシリコンスプレーを吹きかけておくのも効果的です。シリコンスプレーを使うと、雪かき道具に雪が付着しにくくなるため、作業効率が上がります。

 

防寒対策をしよう

雪かきは意外と重労働です。そのため、衣服を選ばないと汗が冷えてしまったり、筋肉痛を起こしてしまったりします。雪かきの際は、雪がとけて衣服に染みこむのを防ぐためにも、上着や手袋には耐水性の高いものを選びましょう。また、汗をかくことになるため、下着や靴下は吸水性の高いものを選ぶといいでしょう。

防水スプレーがあるなら、あらかじめ上着や靴、手袋に吹きかけておくことで、防水効果を高めることができます。雪かきを行う前にやっておきましょう。

 

排水ルートを確保しよう

雪かきをする場合は、まず道路の排水溝周辺の雪を取り除くようにしましょう。雪かきに慣れていないと、排水溝に雪を捨ててしまいがちです。ですが、雪はとけると水になって流れていきますから、排水溝が埋まってしまっていると、とけた水の行き場がなくなり、再凍結してしまう可能性があります。

 

雪は「日なた」にまとめよう。道路に捨てるのはNG

雪を日陰にまとめてしまうと、雪が固まり、いつまでも残り続けてしまいます。雪はできるだけ、日なたにまとめるようにしましょう。

また、道路に雪を捨てるのはやめましょう。雪を道路に捨ててしまうと、車が雪を踏み固めてしまい、スリップ事故の原因になります。

 

雪かき中の事故に気をつけよう

雪かき中、帽子をまぶかにかぶったりしていると、雪かきへの集中と視界の悪さから、周囲への注意が疎かになってしまう場合があります。雪かきに集中していたら、事故にあってしまったという例もあるため、家の敷地外で作業する時は注意しましょう。

 

非常時の対策に使えるアイテムを準備しておこう

積雪の影響で交通機関が麻痺してしまった場合、買い物にもいけないかもしれません。また、電気やガス、水道などのインフラが止まってしまう可能性もあります。

 

非常食を準備しておこう

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外に出なくても簡単に食事ができるような非常食を準備しておきましょう。魚の缶詰やレトルトカレー、カップラーメンといったアイテムを常備しておけば、雪以外の災害の時にも使えます。

「いざという時に賞味期限切れだった」ということがないように、定期的に賞味期限をチェックすることが肝心です。賞味期限が近いものは食べてしまい、補充するようにしましょう。

 

インフラが止まってしまった時の対策をしておこう

電気やガス、水道が止まってしまった時のための備えをしておきましょう。たとえば、カセットコンロがあればお湯を沸かすことができますし、ペットボトルに水を溜めておけば、手を洗ったり、トイレ用に使ったりすることができます。懐中電灯があれば、夜中に停電が起こった時にも安心です。

 

外出時の服装に気を使おう

雪が積もってしまった時は、外出時の衣服選びが重要になります。下手をすると、転んで怪我をしてしまったり、風邪を引いてしまったりする可能性があるため、しっかりした衣服を選びましょう。

 

1番重要なポイントは「靴」

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雪が積もっている時は、専用の靴を履くようにしましょう。この時期だと、靴屋さんの店頭に「雪の日に滑りにくい靴」が並んでいるはずですから、自分に合ったものを選んでおきましょう。特にゴム底の靴は、地面に対する吸着力が高く、滑りにくくなっています。

ヒールが高い靴は、転んでしまう可能性が高いため、雪の日に履くのはやめましょう。また、ムートンブーツのような暖かそうなブーツも、水を吸ってしまって靴自体が痛んでしまったり、底がつるつるしていて滑りやすかったりするため、控えた方が無難です。

 

転んだ時のために、手袋をつけよう

滑りにくい靴を選んでも、転んでしまう場合もあるかもしれません。そうした時のために、厚手の手袋をつけておきましょう。転んだ時に、手を地面について擦り剥いてしまった、というような事故が防げます。

 

マフラーやニット帽を身につけよう

マフラーやニット帽などの小物は、寒さを和らげるだけでなく、転んでしまった時に怪我から身を守ってくれる役割も期待できます。ファーやボアつきのものを選べば、オシャレにも気を使うことができます。

 

防寒対策グッズを活用しよう

身体を冷やして風邪を引かないようにするため、防寒対策グッズを活用しましょう。冷たいつま先を暖めてくれる足用カイロや、ふくらはぎを温め、全身の血液のめぐりを良くしてくれるレッグウォーマーなどを使って、寒さを少しでも和らげましょう。

 

全体としては、動きやすさを重視しよう

防寒を意識しすぎるあまり、動きにくさを感じるほど重ね着をしてしまうと、かえって転んでしまう危険性が高まります。しっかりした防寒も大事ですが、ある程度の動きやすさの確保を意識した服を選ぶよう心がけましょう。

 

「歩き方」に注意しよう

外出時に気をつけたいのが、「歩き方」です。普段通りの歩き方で雪道を歩いていると、滑って転んでしまう場合があります。雪道では、普段と違った歩き方が必要になります。

 

足の裏全体を地面につけるようにしよう

雪道では、足の裏全体を地面に垂直におろし、しっかり地面を踏みしめるのが重要です。急いでいると、つま先やかかとだけで地面を踏んでしまいがちで、転倒の原因になってしまいます。時間はかかりますが、1歩1歩踏みしめながら歩くと、転倒の可能性を少なくすることができます。

 

歩幅を小さくすることを心がけよう

雪道では、歩幅を普段より小さくすることを心がけましょう。自分の足の半分〜1つ分程度の間隔が目安です。歩幅が大きいと、「片足で立っている時間が長くなる」「体重が前の方にかかってしまう」などの理由から、バランスが不安定になり、転倒しやすくなってしまいます。

 

一定のテンポで歩こう

雪道を歩く時は、ゆっくりと、しかし一定のテンポを維持しながら歩くようにしましょう。安全そうな場所を探して長く立ち止まったりすると、水分が靴にしみこんできたりして、身体が冷えたりする原因になります。歩くテンポは、できるだけ一定に保ちましょう。

 

おわりに

雪かきから外出時の歩き方まで、雪対策は多岐にわたります。どんな状況にも対応できるように、しっかりと備えをしておきましょう。また、積雪時の行動には「時間」がかかります。外出をする際には、時間に余裕を持って行動するように心がけましょう。

地域によっては、積雪のトラブルは非常に稀かもしれません。だからこそ、突然のトラブルにしっかり対応できるよう、準備を整えておくことが重要です。

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