インターンシップ後に企業へ送るお礼状・お礼メールの例文と書き方

2016.10.03インターンシップ , 仕事
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学生が企業の中で就業体験をするインターシップ。学生にとっては貴重な経験ですが、企業にとってはかなりのコストが掛かるイベントでもあります。そのような負担を考えても、インターンシップ参加後はできるだけお礼状やお礼メールを送るよう心掛けたいものです。

今回はインターンシップ後に企業へ送るお礼状・お礼メールの例文と書き方をご紹介します。

お礼状はメールか手書きの方がいい?

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お礼状の形式がメール、手書きのどちらが良いかは意見が分かれるところですが、一般的には手書きのお礼状の方が感謝の気持ちがよく伝わります。そのため、時間的な余裕がない場合を除いては、お礼状は手書きで書くことをおすすめします。

ここで気をつけておきたいポイントは、お礼状を出すタイミングです。手紙ならインターンシップ終了翌日の投函が理想的です。遅くとも1週間以内にはお礼状が到着するようにしましょう。

もし、手書きだと遅くなってしまうようであれば、翌日メールでお礼を送った方が好印象です。すぐ届けたい場合はメールのお礼状を、少し遅れても気持ちを込めたい場合は手書きのお礼状を出すことが基本です。

お礼状の構成と注意ポイント

お礼状に必ず盛り込むべき内容は以下の4点です。

  1. 最初のあいさつ
  2. インターンシップに参加させていただいたことへのお礼
  3. インターンシップを通じて新たに発見したことや勉強になったこと
  4. 文末のあいさつ

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就活サイト上にはたくさんの例文が掲載されていますが、例文をそっくりそのまま書かないよう注意してください。例文をそのまま引用すれば、読む人はすぐに分かります。たとえ多少整っていない文章でも、自分の言葉でしっかりと感想やお礼を書くことが大切です。

ただし文頭と文末のあいさつは例外で、ある程度定型文でも構いません。

あいさつは定型文で行い、インターンシップの感想部分には定型文では書けないようなオリジナルの感想を書くことがポイントです。
お礼状は、長々と書く必要はありません。短い文章で気持ちを伝えましょう。

インターンシップのお礼状例文

インターンシップのお礼状を書く際のポイントは次の通りです。

  1. 最初に相手の会社名・部署・名前を書く
  2. 定型の文頭に続いてインターンのお礼を書く
  3. インターンシップ全体の感想を書く
  4. 送る相手にお世話になったことについて書く
  5. インターンシップで入社意欲が高まった旨を書く
  6. 相手へ改めてお礼をする
  7. 最後に定型の挨拶文を入れる

上記に基づいて作成した例文が以下です。

株式会社●●  
人事部人事担当●●様

謹啓 時下益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、インターンシップで多くの貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。

特に、社員の皆さまからお聞きしたブランドイメージやデザイン、企業PRに対する強いこだわりからは、会社案内やホームページ上では知ることのできない自社商品への強い思い入れを感じました。

また●●様には、目標を設定してスケジュール管理をしながら仕事に取り組む重要性を教えていただき大変感謝しています。社員の皆さまの温かいご指導と働きぶりに接し、ますます貴社への入社意欲が高まってまいりました。

このような貴重な体験を与えてくださった職場の皆さま、そして有益なアドバイスを頂戴した●●様には心より感謝申し上げます。

末筆ながら貴社のご発展と皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。

敬白
平成27年12月6日

●●大学 ●●学部 ●●学科3年 山田太郎

おわりに

インターンシップ参加後にきちんとお礼を伝えることができる学生は、企業から高い評価を得ます。今回お伝えしたことを踏まえたお礼状なら、人事の方に良い印象を与えることができるでしょう。

「お礼状を出すまでがインターシップ」と心得て、ぜひ挑戦してください。

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