これで引っ越しはうまくいく!順調に引っ越すための方法
2015.03.19引っ越し , 生活春は新生活が始まる季節。進学や就職で初めて実家を離れ、一人暮らしを始めるという人も多いのではないでしょうか。新居が決まったらあとは引越しですが、引越し未経験の場合は何から手をつければいいのかわからなかったり、やるべきことをやり残していないか不安だったりするかもしれません。既に一人暮らしを始めている人も、今住んでいる部屋を引き払って別の場所に引越す際には実家から引越すよりも手続きは多くなりますから、注意が必要です。
そこで今回は、引越し当日までの流れと、やっておくべきことをご紹介します。
引越しまでの時間の目安
初めての引越しだと、おおまかな日程すらも想像するのが難しいかもしれません。大体1ヶ月前までに終わらせておくべきことがいくつかありますから、それに向けて動き出すと良いでしょう。
最初に気を付けるべきことは、今住んでいるところを退去する際の、大家さんへの連絡の期限です。退去の1ヶ月前までに連絡するという場合が多いですが、契約書をしっかり確認しましょう。
大家さんに退去日を伝えるためには、引越し日を確定させる必要があります。特に2月から4月のはじめにかけては移動する人が多く、引越し業者が忙しい時期であるため、希望の日時に引越しできるとは限りません。できるだけ安く引越しをするために何社かに見積もりを出してもらったりすることを考えると、早め早めに行動を開始すると良いでしょう。
引越し日時を決めて大家さんに連絡するのともうひとつ、意外と時間がかかるため気を付けなければならないのが、粗大ゴミの回収です。要らなくなる家具・家電があったら、まずはリサイクルショップに引き取ってもらえないか相談してみましょう。大型の家具や家電はゴミとして処分しようとするとお金がかかりますが、リサイクルショップでは無料で引き取ってもらえたり、状態が良ければ買い取ってもらえたりすることもあります。
引き取ってもらえないものを粗大ゴミとして出す場合、回収日を予約しなければなりません。今住んでいる地域にもよりますが、予約できる曜日が決まっていたりしてそもそも選択肢が少なく、実際に引き取ってもらえるまでには2〜3週間かかることが多くあります。粗大ゴミの予約も引越し1ヶ月前に済ますくらいのつもりでいた方が安心です。
必要となる手続き
引越し前には役所への届出や電気、ガスなどのさまざまな手続きが必要になります。
特に時間がかかりがちなのが、インターネットの引越し手続きです。引越し先が近所で既に回線工事が済んでおり契約内容などに一切変更が無い場合には、手元にある機器を自分で持って行ってつなぎ直すだけで済む場合もあります。しかし、新規に契約する場合や引越し先で工事が必要になるときなどは、作業に来てもらう日時を調整したりしなければならず、長ければ1ヶ月近くかかってしまうこともあります。引越し後すぐにインターネットを使いたい場合は早めにプロバイダに連絡しましょう。
次に大事なのは市区町村役場での手続きです。やるべきことは、転出届の提出、印鑑登録の廃止手続き、国民健康保険証の返納です。運転免許証やパスポートなどの身分証明書、印鑑、印鑑登録証、国民健康保険証を準備して、一気に手続きを終わらせてしまいましょう。児童手当など各自治体から受けている福祉サービスも手続きが必要になりますから、該当する人は必要書類などを確認してみてください。
電気、ガス、水道なども忘れずに手続きしておきたいものです。それぞれ電力会社、ガス会社、水道局に電話かインターネットで連絡しましょう。その際引越し先の開栓予約も同時にしてしまいます。遠方に引越すときなど管理会社が異なる場合には、閉栓と開栓にそれぞれ手続きが必要です。
固定電話やケーブルテレビ、新聞や牛乳などの宅配を利用している場合はそれらの手続きも気付いたときにどんどん済ませましょう。銀行やクレジットカード、各種保険、携帯電話などの住所変更も同様です。
そして引越し前に終わらせておくと後々安心なのが、郵便物の転送手続きです。これさえ済ませておけば、住所変更を万が一忘れてしまったものがあっても、引越し先に書類が届きます。転送開始までに数日かかることがあるため、引越し日の2週間前くらいまでに手続きを済ませておくと良いでしょう。郵便局の窓口に直接出向く場合は本人確認ができるものと転送元の住所がわかるものを持っていきます。現住所が記された運転免許証などがあればそれ1つで済ますことができます。転居届を投函したり、インターネットで手続きしたりすることも可能です。
引越しまでの準備
うっかり忘れてしまいがちなのが、クリーニング屋さんから服を引き取ったり、図書館から借りた本を返したりする作業です。引越しが近くなると荷造りなどで忙しくなるため、早めに確認しましょう。
また、新居のレイアウトも早いうちに決めておくと、同じ部屋に置くものを同じ段ボール箱に入れるなど、レイアウトに合わせて荷造りすることができます。引越し当日には家具の配置などを引越し業者に指示しなければならないため、大きなものの置き場所だけでもしっかりと考えておきましょう。
新居で新たに必要になる家具などは事前に準備しても良いですが、部屋の正確な寸法がわかってからの方がちょうどいいサイズのものを選ぶことができ、効率よく収納できるという利点があります。引越し後に時間の余裕がある場合には、後から揃えても良いかもしれません。
今住んでいる場所を引き払う場合には、大掃除も予定に組み込んでおきましょう。部屋が汚いままだと、退去時に清掃料金が発生する場合があります。ガスレンジの周りの油汚れや水回りなどは特に注意が必要です。また、ゴミの回収日後にはできるだけゴミを出さずに済むように計画を立てておくと良いでしょう。
荷造り
たくさんの荷物を前にしてどこから手をつけていいかわからずに途方に暮れる人もいるかもしれません。荷造りのコツは、普段使っていないものから始めることです。季節外れの衣服や家電、本棚に並べられている本や押入れの奥にしまってあるものなどは、早めに段ボール箱に詰めてしまいましょう。毎日使うものを最後に残すようにすれば、計画的に荷造りを進めることができ、日常生活にもあまり不自由しないはずです。引越し業者にもよりますが、タンスや引き出しの中身も箱詰めしなければならない場合が多いですから、忘れないようにしましょう。
冷蔵庫の中身も空にする必要があります。食材は計画的に消費して、どうしても余ってしまった場合はクーラーボックスなどで運びます。冷蔵庫内の霜を取ったり蒸発皿の水を捨てたりといった作業も前日までにしておくと良いでしょう。同様に洗濯機もホースを外して水抜きします。
灯油ストーブがある場合は、灯油の処理も忘れずに行わなければなりません。灯油は気化しやすく、引火点も低いため、適切に処分する必要があります。ホームセンターやガソリンスタンドなど、その灯油を買ったところに問い合わせて引き取ってもらいましょう。
当日の流れ
引越し当日は、まず引越し業者が来る時間を確認し、食事や身支度などは余裕を持って終わらせましょう。運んでもらうものと自分で持って行くものを事前に分けておくと、荷物の運び出しの際に混乱せずに済みます。その日に必要になるものは、引越し料金や電気、ガス、水道料金の精算のためのお金、大家さんに返却する鍵、簡単な掃除道具ですから、間違って引越し荷物に混ざってしまわないようにしましょう。
引越し業者が来たら、手順の打ち合わせをし、引越し料金や支払い方法などを再度確認します。荷物の運び出しと並行して空いたところからどんどん掃除をすると、作業が早く終わります。
荷物がすべて部屋から出たら、忘れ物が無いかもう一度確認します。ベランダや、駐輪場などのマンションの共用スペースも忘れずにチェックしましょう。
賃貸物件の場合には、大家さんや管理会社の立会いのもと、部屋の状況確認をします。鍵を返却したら終了です。
おわりに
引越しはやるべきことがたくさんありますが、早めに計画を立てて時間に余裕を持って行動すればそれほど大変ではありません。新たな生活に向けて良いスタートを切ることができるよう、チェックリストを作るなどして効率よく作業をこなしていきましょう。
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