通帳記帳でマネー管理のススメ。さかのぼって記入できる期間に限りあり?

2017.01.16マネー , 貯金
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通帳記帳によるマネー管理収入や出費を正確に把握し、日々の家計管理を行うことはとても大切です。家計管理をきちんと行っていないと、ついつい無駄遣いをして、予想以上に出費が重なったときにピンチに陥りかねません。

家計管理をするには、家計簿をつけるのが手っ取り早い手段ですが、毎日こつこつと記入し続けなければならないため、中には挫折してしまう方もいます。そこで、おすすめしたいのが通帳記帳によるマネー管理です。口座の収入と支出が記載される通帳を使えば、マネー管理がしやすくなります。

 

通帳記帳とは?

通帳記帳最近は、インターネット上で自分の口座状況を確認できるため、通帳を使ったことがないという方もいるようです。そこで、まずは通帳記帳について少し説明します。

記帳とは、通帳に口座から引き出した金額や振り込まれた金額、引き落とされた金額などを記録することです。通帳は、最初は口座開設時に預金した金額が記入されているだけのため、自分で定期的に通帳記帳を行う必要があります。その口座がある金融機関のATMで簡単に記帳できます。(同じ金融機関であれば、他の支店でも記帳可能です)

 

注意!記帳には期限があります

記帳期限この通帳記帳ですが、記帳しない期間が続くと、それまでに行われた各種取引が合算されて記帳されてしまうことがあります(合計記帳)。久しぶりに記帳してみたら、「未記帳分合算」や「合計記帳」などと記入された経験がある方もいるのではないでしょうか。

合計記帳されると、1件ごとの取引の詳細が確認できません。その期間の取引詳細を知りたい場合は、金融機関で明細を発行してもらう手続きをしなければなりません。

合計記帳される条件は、金融機関により異なります。多くの金融機関が、100件以上の未記入取引がある場合や半年~1年未記帳の期間があるような場合を、合計記帳の対象としています。

 

通帳記帳でマネー管理のコツ

では、実際に通帳を使ってマネー管理するには、どのようにすれば良いのでしょうか。

まず、必ず月に1度は記帳することを心掛けましょう。1カ月の収支を把握して、家計の状態を知ることが家計管理の基本だからです。

まず、通帳に記入された情報をもとに1カ月の収入、支出、収入と支出の差額を計算し、記録をつけましょう。これだけでも、月々の大まかなお金の流れが見えてきます。マネー管理は継続することが大切ですので、あまり手間をかけられない方もこの作業だけは続けてください。

もう少し詳しく収支の内訳を把握したい、もう少し作業が複雑になっても続けていけそうだ、と思った方は、記帳した通帳に加えて、レシートやクレジットカードの明細書、領収書なども使うことをおすすめします。これらを確認して、通帳に記入されている収支を見ながら、何にどのくらい使ったのか詳しく記録を取っていくとよいです。

 

なお、金額は1,000円単位や1万円単位で記録することをおすすめします。もちろん、1円単位で記録しても構いませんが、それも大変ですし、そこまで細かく把握しなくても家計管理は十分可能です。

この方法でマネー管理を続けていけば、毎月貯蓄できる金額や削減できそうな支出などが見えてきて、家計の改善に役立つことでしょう。

 

おわりに

通帳でのマネー管理は、家計簿を日々つけるのに比べると大分手間が省けます。今まで家計簿が続かなかった・うまくいかなかったという方は、1度試してはいかがでしょうか。

ただ、通帳を使ったマネー管理には、入出金1件ごとの記録が必要ですので、合計記帳になってしまわないよう、こまめに記帳をするように心掛けましょう。

 

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