知っておきたい海外移住のメリット・デメリット【カナダ編】
2016.09.15未分類海外へ移住する日本人に人気の国の1つが、メープルシロップで有名なカナダです。アジア圏に次いでたくさんの日本人が移住しているカナダは、移住者を積極的に受け入れており大変暮らしやすい国とされています。
今回は、カナダへの移住を検討している方に向けて、カナダのメリット・デメリットをご紹介します。
移住者受け入れに積極的で日本人に人気のカナダ
カナダが日本人に人気の理由の1つが、滞在するために面倒な手続きが少なくて済むという点です。
カナダではビザを取得しなくても6ヶ月まで滞在することができ、最大2度の延長が可能なため、長ければ1年半もビザ無しで生活することができます。そのため、ビザの手続きに時間がかかることや、ビザの取得がなかなかできないという理由で海外への渡航を躊躇する方にとってもカナダは移住の1歩を踏み出しやすい国といえます。
また、カナダは移民の受け入れに積極的であるため、すでに多くのアジア人が住んでおり、現地にはアジア系のカナダ人が経営する法人がたくさんあります。必要最低限の英語を話せる方であれば、特に都市部で増加している日本食レストランへの就職も可能です。
また、そのような近年の日本食ブームの影響もあり、カナダにいながらにしてアジアや日本の食材も比較的手に入れやすいことも移住者にとっては魅力的です。
カナダ移住のメリット
カナダと日本の大きな違いの1つは、国土の広さです。国内には約40の国立公園や自然保護区があり、日本にはない手つかずの大自然に触れることができます。
寒い時期にはウィンタースポーツやオーロラ観察、暖かい時期にはトレッキングや登山、乗馬、カヌー、サイクリング、釣りなどのアウトドアを広大な自然の中で満喫することができます。カナダでは長い休暇を取ることが一般的であるため、休みを取って趣味を楽しみたい方には最適です。
また、土地代が日本に比べて安く、日本では高くて住めなかった広い物件に住むことが可能です。さらに、カナダではレディーファーストの習慣が徹底されているほか、同性のカップルにも結婚が認められ、異性のカップルと同様の権利が与えられているなどジェンダーフリーの考え方が進んだ国でもあります。
カナダ移住のデメリット
多くの方がご存じのとおり、カナダは全体的に日本よりも北に位置し、大変寒い国です。比較的暖かい地域もありますが、寒い地域では冬場の最高気温がマイナス10℃を以下になり、極寒の冬を過ごさなければなりません。
また、医療費などの負担は少ないですが、福祉面の待遇が充実しているため日本よりも多くの税金を納めなければなりません。さらに、医師の給与が日本ほど高くないためアメリカなどへの人材流出による医師不足が問題となっており、緊急性のない場合は治療の順番を待たなければならないことも頻繁にあります。
また、カナダは治安の良い国だと思われがちですが、移住する際には日本ほど安全ではないことを理解しておかなければなりません。
例えば、日本人も多く滞在するバンクーバー市内には安全な地域と治安の悪い地域があり、うっかり足を踏み入れれば犯罪に巻き込まれることもあります。また、大麻やドラッグはカナダでも違法とされていますが、日本より身近な場所で手に入ってしまいます。パーティーで誰かが大麻を持ち込むこともあり、留学先のクラスメイトがドラッグの常習者である可能性もあります。万一ドラッグを勧められた場合は、異国の雰囲気に流されず、きっぱりと断る強い意志が必要です。
おわりに
カナダ移住のメリットとデメリットをご紹介しました。カナダには良い面も悪い面もあり、どのように思うかは人それぞれです。
しかし現在では、インターネットのおかげで実際にカナダに移住した方や現在住んでいる方が、気軽に情報を発信できるようになりました。そのような方の体験談も参考にしながらカナダ移住のメリットとデメリットを理解し、カナダ移住を検討してはいかがでしょうか。
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