命が惜しかったら読もう!登山初心者のための6つの心得

2015.01.27
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最近はアウトドアを楽しむ若い女性が増えてきており、休暇を利用して自然に触れたいと考えている方も多いようです。登山デビューする女性のことを、「登山女子」や「山ガール」と呼ぶこともあります。

ここでは、山登り初心者の女性へ向けた、登山時に注意すべき点を挙げていきたいと思います。山登りは事前計画・準備が大切になるため、これらの情報を是非参考にしてみてください。

 

【登山の注意点1】慣れるまでは単独行動せず、慣れた人と一緒に登る

山登り初心者のうちは、どんなに低い山でも単独行動しないよう気を付けましょう。不慣れな人は、遭難したり怪我をしたりする可能性が高いです。経験者に同行を依頼する、登山ツアーに参加する、といった形で一緒に登る人を見つけた方が安全でしょう。

経験者を探す方法はいろいろありますが、友人や職場の同僚など、気の置けない相手に話を持ち掛けてみると良いでしょう。身近に登山経験者がいない場合は、SNSなどのコミュニケーションサイトを活用する手もあります。ただし、信頼できるサイトを利用するよう注意してください。

登山ツアーは、自分が登ってみたい山を取り扱っているツアー会社をインターネットや山登り関連の雑誌などで探して、申し込むことで参加できます。人気のある富士山などの場合は、定員がすぐに埋まってしまうため、早めに予約すると良いでしょう。

ツアーであれば、山登りガイドや添乗員が同行してくれるため、安心して登山に臨めます。料金も格安で提供している会社がたくさんあります。ただし、団体行動となるため、その際は初心者コースを選択するよう注意してください。

 

【登山の注意点2】登山のシミュレーションをしておく

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どの山に登るかが決まったら、シミュレーションを行いましょう。どんな山にも険しい箇所があるものです。登山地図やガイドブックなどが市販されているため、事前購入してイメージしておくと役立ちます。

地図には、標高・歩行時間・山小屋の位置など基本的な情報から、危険個所・険しいコースなどが記載されています。トラブル時の対応策など注意書きされている本もあり、登山前・登山中に役立ちます。その地図を見ながらイメージトレーニングしておくと、山登り本番の対策が立てられるはずです。

マーカーペンや付箋などを活用し、ポイントとなりそうなページをチェックしておくとよいでしょう。万が一道に迷ってしまった場合でも、ガイドブックがあれば心強いです。

 

【登山の注意点3】山登りに必要な服・アイテムを慎重に選ぶ

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登山初心者の方は、どんな装備が必要か分からないことがあるでしょう。登山に必要なアイテムや衣服などを慎重に選び、事前準備して山登りに挑戦してください。

必需品となるアイテムは、約20個あります。自宅にあるものも多いですが、新たに購入しなければならない品物もたくさんあるため、ある程度まとまったお金が必要となります。

まずは装着するアイテムを購入しましょう。登山靴にレインウェア、替えのシャツ、防寒着に軍手、帽子などを用意します。この中でも特に注意したいのが登山靴です。

登山靴はいろいろなメーカーから販売されています。しかし、サイズが同じでも履き心地が違うため、必ず試し履きをした上で歩いたり飛び跳ねたりしてから購入してください。長時間歩く山登りは、足にフィットするとしないとでは疲れ方が違ってくるため、時間をかけて選ぶことが大切になります。

次に役立つアイテムとして、ザックやコンパス、登山地図や腕時計、ヘッドランプなどがあります。山登りをする上で必要になるものです。

杖のように使えるザックは、実際に使うように動かしてみて、使いやすさを試した上で買いましょう。腕時計は防水性のタイプだと雨や雪対策になります。登山に時間がかかった場合を想定して、暗闇でも歩けるようにヘッドランプがあると安全を確保しやすくなります。これらのアイテムは、アウトドア用品店に行くと、一通り揃っています。

最後に、万が一のことを想定して持参したいアイテムとして、救急セットや保険証、ビニール袋などが挙げられます。初めて山登りをする場合、つまずいて足をケガしたり、木の枝にひっかかり切り傷をつくったりすることがあります。絆創膏や傷への消毒液や塗り薬、包帯などがあると便利ですし、病院に行く必要性がある状態になった場合、保険証があればスムーズに受診できます。

 

【登山の注意点4】登りやすい季節を選ぶ

登山をするにあたり、天候や気温は重要なポイントとなります。初めて山登りをするなら、穏やかな気候・天候の日を気象庁などでチェックして、挑戦しましょう。

3〜5月頃なら、雪のない低い山を狙うと良いでしょう。若葉や色とりどり野草を鑑賞しながら登山を楽しめます。

6〜8月頃は、梅雨前線に注目して登山日を決めましょう。平地では晴れていたとしても、山頂付近で大雨に降られることがあります。暖かい時期ですが、防寒着やレインウェアは欠かせません。

9〜11月頃になると、紅葉を楽しむことができます。ほとんどの地域では、9月下旬になると天気が安定してくるため、初心者向けの時期といえます。ただし、11月に入ると高山では雪山となるため気を付けましょう。

12〜2月頃は雪山になるため登山は難しいように思うかもしれませんが、関東・東海・西日本の太平洋側地域では、標高300〜800mくらいの低山であれば不可能ではありません。気温が低いため防寒着などは不可欠ですが、天候次第では見晴らしの良い山もあります。

日本での登山は、四季折々の楽しみがあります。山登りに慣れてきたら、春夏秋冬の山を満喫してみると良いでしょう。

 

【登山の注意点5】山の歩き方をマスターしておく

山登りは、歩き方次第で疲れ具合が変わってきます。前もって歩行方法や歩行ペースを練習しておくと、ケガを予防することができます。

山歩きは基本的に平地で歩くスピードより遅めにすることが基本です。平地の場合は、かかとから着地して、重心軸は歩幅の中間から垂直にのびるような形になります。しかし、山の場合は靴底全体で地面をとらえるような感覚で着地して歩行し、左右の重心を静かに移すようにします。

歩行ペースは、登山開始から30分くらいは意識的にゆっくり歩くことがポイントとなります。呼吸が苦しくなってくるようなら、ペースをゆるめて歩幅を小さくすると良いでしょう。大きな岩など休憩するスペースを見つけたら、休みながら歩いていくと負担を軽くできます。

山では急傾斜の道が続くことがあるため、時々立ち止まって背伸びをすることも大切です。前かがみの状態が続くと腰を痛めてしまうことがあるため、注意しましょう。

小石が多い地面が続くようなら、足を逆ハの字にして歩くと上り坂でも踏ん張ることができます。下り坂は足が勝手に前へ進むようになります。ゆっくり降りていくようスピードと歩幅をセーブしながら静かに着地すると、足・膝へ負担がかかりにくいです。

 

【登山の注意点6】万が一はぐれてしまったら

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複数人で登山をしていても、1人だけはぐれる可能性があります。そのときに備えて、賢明な判断を下せるようにしておきましょう。

準備した地図とコンパスを使って動きたくなる人もいるでしょうが、余計な体力を使って消耗してしまう危険性があります。可能であれば来た道を戻り、難しい状況であれば防寒着などを身に付けて体力温存をし、助けが来るのを待つようにしましょう。勝手な判断で間違った道を進んでしまうと、遭難するリスクが高まってしまうため、携帯電話が使えるようなら助けを求めるようにしましょう。

1人になって歩いているうちに、ケガをしてしまうことがあります。切り傷などは絆創膏で対応できますが、足をくじいた場合は、タオルなどを活用して固定するようにしましょう。タオルを持参していない場合は、硬い素材でできた折り畳み傘やザックを代用すると悪化を防げます。

 

おわりに

登山する際の注意点を6つ挙げてみました。山登り初心者の方は、本番前にきちんと計画を立てることが大切になります。

6つの注意点を意識して、楽しい山登りをしてみてください。

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