増税対策!税金が上る前に買っておきたいもの
2015.01.12家計 , 生活 , 節約増税延期となりましたが、それをただ喜んでばかりはいられません。増税が1年半延期したことで、私たちにとっては考えなければならないことが増えました。それは、「消費税が上がる2017年4月までに、何を買っておくべきか」ということです。
消費税が10%になると、家計へのダメージは免れません。しかし、だからといって増税前にあれもこれもと買い込んでしまうと、それによって家計が圧迫され、逆に苦しい思いをすることになってしまいます。そうした事態を避けるためにも、増税前の買い物は「何が必要で、何が必要でないか」を慎重に検討する必要があります。
購入を検討すべき商品は、どのようなものなのか?
消費税が上がるまでに購入を検討すべき商品とは、どのようなものなのでしょうか。簡単に言ってしまうと、「高額な商品」かつ「商品自体の値段の変動が少ないもの」は、増税前の購入を検討するべきです。
高額な商品は、増税の影響が大きい
商品が高額であればあるほど、消費税が上がることによる影響は大きくなります。例えば、商品が100円であれば、増税前と増税後では2円しか変わりませんが、商品が1万円になると200円、10万円になると2000円と、差がどんどん大きくなっていきます。こうした理由から、高額な商品ほど、増税前の購入を検討する価値があるといえます。
商品自体の値段が変動しやすいものは、増税前は高止まりになる可能性
商品自体の値段が変動しやすいものは、販売する側も駆け込み需要を狙って、値段が高止まりになる傾向があります。「増税前に買ったはいいけれど、増税後に急激に値崩れを起こして、結局損をしてしまった」という場合もちらほら。そうした事態を避けるためにも、その商品が、値段が変動しやすいものかどうかをしっかり見極めることが重要です。
具体的には、どういったものを検討するべきなのか
具体的には、どういった商品やサービスの購入を検討するべきなのでしょうか。下記に、その一例を挙げてみました。
マンションや一戸建てなどの不動産
マンションや一戸建てなどの不動産は、非常に価格が大きいため、増税前の購入を検討するべきものの1つといえるでしょう。不動産自体の価格だけでなく、それにかかる諸経費や引越し費用などにも消費税が関わってくるため、全体で見ると大きな差が生じます。ただし、こうした買い物は一生に何度もするものではありませんから、慎重な検討を行うべきです。
また、マンションや一戸建ての購入には、注意すべき点がいくつかあります。例えば、「個人間の売買であれば消費税はかからない」「基本的に、増税前に引き渡しが行われなければならない(増税後の引き渡しだと、増税後の税率が適用される)」などです。こうした点については、不動産業者などに相談して、しっかり確認したほうが良いでしょう。
住まいの修理、リフォーム
「今の住居に、これから10年20年と長く住み続ける予定だ」という方は、家を長持ちさせるためにも、増税前に住まいの修理やリフォームを行うことを検討するべきかもしれません。
それなりの年月が経った建物は、どうしてもどこかしらに問題が発生してしまうものです。そうした問題の発生に対処する手段として、いつかは住まいの修理やリフォームが必要になります。どうせ必要になるのなら、増税前に行っておいた方が、かかる費用は少なくて済みます。
注意すべきなのは、「リフォームもマンションなどの売買と同じように、増税前に引き渡しが行われなければならない」という点です。また、増税前の駆け込み需要が増えると、「忙しさから、工事の対応にムラができる」、「資材の高騰や人手不足によって、工事費が逆に高くつく」などの問題が発生する可能性もあります。住まいの修理やリフォームを行う際は、不動産の購入と同様、慎重に検討しましょう。
・スーツやネクタイ、時計などのビジネスアイテム
仕事用のスーツやネクタイ、時計などは、増税前に購入しておきたい商品です。こうした商品は価格の変動が少ないため、増税前に購入しておいたほうが、確実にその分お得になるからです。これを機に、有名ブランドのスーツや時計などを購入し、ビジネスシーンでの自分をランクアップさせるのも良いかもしれません。
家電や家具
もし家に10年以上使用している家電や、壊れかかっている家具があるなら、増税前の買い替えを検討するべきでしょう。そうした家電や家具は寿命が近くなっており、いつ使えなくなってしまうかわからないからです。
ただし、家具にしろ家電にしろ、買う時期は選ばなければなりません。特に、増税間際になると駆け込み需要を見越して価格が高騰する可能性があります。家電や家具の買い替えは、季節の変わり目や決算時期のセールを狙い、計画的に行いましょう。
・定期券や回数券、飛行機や新幹線のチケットなど
あなたが通勤に電車やバスなどの交通機関を利用しているのであれば、増税直前に定期券を長めに購入することを検討すべきです。しばらくの間、増税分が節約できる上に、定期券の期間が長い方が割引率も高い場合が多く、総合的に出費を減らすことができるからです。同じように、交通機関の回数券も、増税前に購入しておくことで確実に増税分を節約できます。
また、予定が決まっているのであれば、増税前に飛行機や新幹線のチケットを購入しておくのもいいでしょう。たとえ、飛行機や新幹線を利用するのが増税後であったとしても、事前に購入を済ませておくことで、増税前の価格で利用することができるからです。
日用品や雑貨のまとめ買い
日用品や雑貨は価格が小さいため、個別に考えればそこまで大きく増税の影響は受けません。ですが、「塵も積もれば山となる」の言葉通り、数がまとまると、その差は無視できないものになってきます。そのため、増税前に日用品や雑貨をまとめ買いしておくというのは、検討に値すべきかもしれません。
もし、まとめ買いを検討されるのなら、注意しなければならない問題が2つあります。1つは、「商品の使用期限や賞味期限」。もう1つは、「購入した商品の収納スペース」です。
まとめ買いしたはいいものの、商品の使用期限や賞味期限までに使い切れず、結局無駄にしてしまった、などということがあっては、逆に損になってしまいます。また、ある程度まとまった数を購入するわけですから、当然、普段以上に収納するスペースを確保しなければなりません。
増税前に日用品や雑貨のまとめ買いを検討される場合は、こうした問題についてよく考え、期限切れを起こして損になってしまったり、場所をとりすぎて邪魔になってしまったりということがないように気をつけましょう。
おわりに
2015年10月に予定されていた消費税増税が2017年4月に延期されたことにより、私たちには1年半の「考える時間」が与えられました。せっかく与えられた時間ですから、「増税前に何を買っておくべきか」ということに関して慎重に検討し、駆け込み需要で慌ただしくなる前に、余裕を持って買い物ができるようにしましょう。
ただし、最初にも申し上げた通り、「増税するから」といってあれもこれもと買い込んでしまっては、逆に苦しい思いをしてしまうことも十分に考えられます。増税前の買い物は、家計と支出のバランスを考え、無理のない範囲で行うよう心がけることが大切です。
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