今年の、そして来年の流行色は?流行色(トレンドカラー)の決め方

2017.01.04ビジネス・学習 , 教養
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流行色の決め方

ファッションにトレンドを取り入れることは欠かせませんが、ワンランク上を目指すのであれば、流行色を押さえることも必要です。シーズンごとのトレンドカラーは前もって決められているため、いち早く情報をキャッチしてシーズン本番を迎えたいものです。今回は今年(2016年)と来年(2017年)の流行色、そして流行色がどのように決められているのかについてご紹介します。

 

今年の秋冬のトレンドカラーはグレー系

今年の秋冬のトレンドカラーでは、定番である暖色系、そしてグレー系を中心とした色合いが注目されています。ビビッドカラーは少なく、ボルドーやマスタード、モスグリーンにパープルなど温かみのある色が中心です。

 

また、春夏のトレンドに引き続き、ペール&パステル系の色も秋冬のトレンドに入っています。今年は、グレーと明るい色を組み合わせた色が選ばれることが多い傾向にあります。グレーとマスタード、ボルドーなどを重ねると秋冬らしさを印象づけられるでしょう。

 

 

来年の春夏のトレンドカラーはアビス

来年の春夏のトレンドカラーは、深海のような美しい青色をしているアビスです。青色と言えばデニムが定番ですが、デニムのカラーもこれに合わせてインディゴが流行しそうな予感です。

 

そして、ナチュラルな印象のペールカラーも今年と同様に注目されるでしょう。ただし、今年の秋冬とは異なり、来年の春夏はパステルカラーを中心にホワイトやブルーのバリエーションを目にする機会が増えそうです。

今年の秋冬に続いてアースカラーもトレンドカラーの1つです。鮮やかな印象のカラフルなトロピカル柄も登場することが予想されるため、覚えておきましょう。

 

トレンドカラー決定はシーズンの2年前から

トレンドカラーをファッションに取り入れるため、なるべく早く情報をつかんでおきたいものです。ここでは、トレンドカラーが決まる一連の流れについてご紹介します。

 

トレンドカラーを決める作業は、実シーズンの2年前から始まります。トレンドカラーの方向性を決めるのは、インターカラー委員会(国債流行色委員会)です。インターカラー委員会は2015年1月現在、日本を含めた15カ国が参加している国際組織であり、この委員会でグローバルなトレンドカラー「インターカラー」が決定されます。

インターカラーを踏まえ、国内ではJAFCA(日本流行色協会)が国内市場向けのトレンドカラー(JAFCAファッションカラー)を選定します。

 

実シーズンの1年半前にはJAFCA部会員にトレンドカラーに関する情報が発信され、アパレルメーカーなどの生産者がこの情報を基に商品企画及び商品化を行い、実シーズンに商品が店頭に並びます。

 

仕事でトレンドカラーに関する情報が早く欲しい方もいるでしょう。そのような方は素材展示会に参加すれば、トレンドカラーについてさまざまな情報を手に入れることができます。また、JAFCA部会員になることで、実シーズンの1年半前にトレンドカラーの情報を知ることができます。

 

ただし、部会員になるためには年会費12万円(2016年現在)が掛かります。個人の方にとって、部会員になることは少しハードルが高いかもしれません。このような場合は、JAFCAの公式サイトに掲載される半年後のトレンドカラーを参考にすることをおすすめします。

 

おわりに

今年の秋冬は、グレー系のバリエーションの他、ボルドーや定番のマスタード、パープルなど暖色系の色合いがトレンドに入っています。また、来年のトレンドカラーとしては深い青色が特徴のアビスが大注目です。洋服を購入する際の参考にすると良いでしょう。

トレンドカラーを決める作業は、実シーズンの2年前から始まります。JFACAのWebサイトには実シーズンの半年前からトレンドカラーの情報を掲載されているため、トレンドカラーをいち早く知りたい方は、ぜひチェックされることをおすすめします。

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