口紅の選び方はパーソナルカラーで。あなたにピッタリの色はどれ?

2014.12.07口紅
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口紅は、女性らしさを強調し愛らしさを表現できるメイクのポイントであるため、その色選びは重要です。女友達がつけている口紅の色が素敵だと思い、同じ色を試してみたのに、自分の期待したイメージほど素敵にならなかった、という経験を持つ女性も多いのではないでしょうか。

同じ口紅が誰にでも似合うわけではありません。自分の個性を知らずに、口紅だけを見て気に入った色を選んでいては、本当に似合う色に出会える可能性はとても低いものです。まずは自分の持つ個性と向き合い、論理的に似合う色を見つけることこそ、失敗しない口紅選びへの近道です。

 

自分のパーソナルカラーを把握することが似合う口紅選びの必須条件

パーソナルカラー

人はそれぞれに持って生まれた肌の色、瞳の色、髪の色などが異なり、さらにそれぞれに異なる雰囲気を醸し出しています。そう考えると、誰にでも同じ色の口紅が似合う方が不自然だと納得しやすいのではないかと思います。その代わりに、人は誰でも、それぞれが持っている個性と調和してその人の魅力を最大限に引き出してくれる色を持っています。それがパーソナルカラーです。

自分のパーソナルカラーを知り、それに基づいて似合う色の口紅を塗れば、肌が明るく瞳がきれいに見えシミやシワが目立たなくなったり、顔の輪郭がすっきりして立体的に見えたりと、唇だけにとどまらず顔全体の印象が良くなります。女性にとっては見逃せない嬉しい効果ばかりです。

フォーシーズンズ分類法

パーソナルカラーの診断にはいくつかの流派がありますが、その中の1つであるフォーシーズン分類法は、初心者にもわかりやすい方法です。フォーシーズン分類法では、季節に例えた4タイプのカラーグループを設け、人それぞれに持つ個性によって、どのカラーグループがパーソナルカラーとなるかを診断します。

パーソナルカラーを考える上で基本となるのは、全ての色は黄色がかったイエローベースと青みを帯びたブルーベースの色から成り立っているという理論です。同じピンク系の口紅であっても、イエローベースのサーモンピンクをつけた印象とブルーベースのマゼンダをつけた印象では大きく異なるため、どちらの色みが自分に似合うのかを知ることは、口紅の色選びをする上で大切なポイントです。

フォーシーズン分類法では、イエローベースとブルーベースのそれぞれのグループについて、さらに「明るさ、柔らかさ、透明感」のあるトーンがソフトなタイプと「深み、強さ」のあるトーンがハードなタイプでグループ分けします。イエローベースでソフトなトーンは、それが春をイメージさせることからスプリングタイプ、ブルーベースでソフトなトーンは夏のイメージでサマータイプ、イエローベースでハードなトーンは秋のイメージでオータムタイプ、ブルーベースでハードなトーンは冬のイメージでウィンタータイプと呼ばれ、4つのカラーグループが設けられています。

どのタイプのカラーグループが自分のパーソナルカラーとなるのかを知るためには、専門的な知識を持ち、トレーニングを重ねたアナリストにきちんと分析してもらうのがベストです。しかし、すぐにでもパーソナルカラーを把握して似合う口紅を選びたい方は、簡易版として自己診断を行うのも1つの方法です。現在では、パーソナルカラーへの関心度が高まっているため、診断表やWeb上の診断ツールも複数提供されています。

 

自己診断でカラーグループをチェック

パーソナルカラーグループ

パーソナルカラーの自己診断では、自分の持っている外観上の特徴が4つのカラーグループのうちのどのタイプと調和しやすいかを調べます。例えば、透明感のある肌質の人はスプリングタイプ、普通肌あるいは脂性肌の人はサマータイプ、皮膚が薄く敏感肌の人はオータムタイプ、色白または色黒な人はウィンタータイプのカラーグループが似合います。

ただし、外観の個性を決めるのは肌質だけではなく、髪の色や量、質感、瞳の色、顔の輪郭や目鼻立ち、さらには体型に至るまで、様々な要素によって左右されます。そのため自己診断では、自分の個性に関わる外観上の要素それぞれについて、どのカラーグループに似合うのかを調べていき、似合うと判断された数が最も多いタイプのカラーグループがパーソナルカラーであると割り出します。

パーソナルカラーは、1色だけを似合う色だと言っているのではなく、似合う色の系統をグループとして示したものであり、似合う口紅の色も1色ではありません。パーソナルカラーの中から選び出したカラーバリエーションで口紅を揃えていれば、1色の口紅を使い続けるのではなく、ファッションによって口紅の色を変えて楽しむこともできます。

 

パーソナルカラーのタイプによる口紅のおすすめの色

パーソナルカラーが正しく診断できたら、いよいよ口紅の似合う色選びです。今まで使ったことのない口紅の色でも、パーソナルカラーだと知っていることで、背中を押してもらえた気がしてチャレンジしやすいものです。思い切ってトライすれば、これまでとは違う自分の魅力に気がつくかもしれません。

ここでは、フォーシーズン分類のタイプ別に似合う口紅の色をご紹介します。それぞれのタイプに特徴的な個性と調和して、さらにその美しさを際だたせてくれる色です。

・スプリングタイプ

例えば、キュートで明るい印象のスプリングタイプの人は若く見られることも多く、フレッシュなオレンジやサーモンピンク、コーラルピンクといったツヤのある色が魅力的に見えます。スプリングタイプの人には基本的にベージュ系の口紅も似合うのですが、あまりヌーディな感じのものより、アプリコット系のベージュやピンクベージュといった発色の良いものがおすすめです。

・サマータイプ

清潔感があってフェミニンな印象のサマータイプの人は、優しくふんわりと仕上げるメイクを意識すると上品さが際立って魅力が増します。サマータイプに似合う口紅は、やや色調を抑えた中間色が多いのですが、ブルーベースのピンクであれば明度の高い澄んだ色も似合います。パール感のある口紅もサマータイプの人が持つ雰囲気に合っています。

赤系の口紅では、ラズベリーやストロベリー等のように軽やかさを感じさせるものが良いでしょう。あくまで強い調子にならないように、口紅の代わりにグロスとリップライナーを使ってソフトに仕上げるテクニックもおすすめです。オレンジ系の口紅を選ぶなら、彩度を抑えた優しいくすみ色を選ぶと失敗しません。

・オータムタイプ

オータムタイプの人は、大人っぽく知的でありながらゴージャスな雰囲気も感じさせられる個性を持っています。その独特な個性に合うのは、鮮やかな口紅よりもサーモンピンクやベージュをベースとしたオレンジ、トマトレッドなどといった落ち着いた口紅です。また、ヌーディカラーの口紅を知的な雰囲気とともに使いこなせるのはオータムタイプの人の特権で、さらにはブロンズやコパーなどの口紅を使っても、顔色が悪く見えることなく仕上がります。

・ウィンタータイプ

ウィンタータイプの人は華やかで垢ぬけた雰囲気を持っています。ブルーベースの鮮やかな色が似合うので、ピュアレッドやマゼンダ、ボルドーなどといったきつめの色も自然になじみます。ただし、ツヤ感の口紅を選ぶことが大切です。また、クリアな薄い色も似合い、氷を通して見たようなアイシーカラーのピンクはクールな感じに仕上がります。

 

おわりに

自分のパーソナルカラーがどのタイプになるのかを知ることが、本当に似合う口紅の色を選ぶ上で指針になります。タイプによって使いこなせる色が大きく違うので、自分のパーソナルカラーを活用して人と異なる個性を打ち出していくことも可能です。パーソナルカラーに従った口紅選びで魅力を最大限に引き出してみて下さい。

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