いつまでに行けばいい?喪中は控えるべき?初詣に関する豆知識
2016.10.24初詣 , 文化 , 行事正月の恒例行事の1つである初詣。毎年家族そろって初詣に出掛けるという方も多いのではないでしょうか。1年の無病息災を祈願したり、おみくじを引いたりするのは楽しいですよね。
日本に古くから伝わる風習である初詣には、実は意外と知られていないことが数多くあります。初詣に行く前に初詣に関するマナーや知識を身に付けておけば、初詣がより有意義なものになるでしょう。
そこで今回は、初詣に関するさまざま豆知識についてご紹介します。
初詣はいつまでに行けばいいの?
一般的に、初詣は「松の内」までに行くことがおおよその目安となります。松の内の期間中は「年神様」が滞在しているといわれており、新年のお祈りも年神様がいる間に行おうということです。
松の内の期間は地域によっても異なりますが、関東地方では1月7日まで、関西地方では1月15日までとしているところが多いようです。
自分が住んでいる地域に合わせて初詣に行きましょう。
喪中期間中の初詣について
喪中期間中の初詣は控えるべきかどうか悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
基本的に、喪中期間中の初詣に関しては寺と神社によって考え方が異なります。
結論からいえば、喪中期間中の初詣は神社では控えるべきで、寺では参拝しても構いません。
両者にこのような違いが生まれる理由としては「死」に対する考え方が異なることが挙げられます。
神社の場合、死は「穢れ」と考えられており、穢れは伝染するといわれています。そのため、忌中は神社に立ち入ることはもちろん、鳥居をくぐることさえもできないとされているのです。
しかし、神道では一般的に「五十日祭」を終えて「忌明け」になれば鳥居をくぐることが許されます。
五十日祭りは故人が神様となる日です。正月のタイミングで五十日祭を迎えていれば神社でも初詣することが可能です。
一方、寺は故人の死を悼み、故人の冥福を仏様に伝えて救いを求める場所です。そのため、基本的にどの期間に参拝に行っても問題ありません。
初詣の正しい参拝方法
初詣に行った際、参拝方法に迷った経験はありませんか?せっかく初詣に行くなら、正しい方法で参拝しましょう。ここでは、初詣の正しい参拝方法についてご説明します。
【寺の場合】
- 賽銭箱の前でお辞儀(約45度)をし、鐘をつく
- ろうそくまたは線香をあげる
- お賽銭を入れる
- 静かに手を合わせて拝む
- お辞儀をして退出
【神社の場合】
- 賽銭箱の前で軽くお辞儀(約15度)をする
- 鈴を鳴らす
- お賽銭を入れる
- 二拝二拍手一礼(2回お辞儀→2回拍手→手を合わせて拝む→1回お辞儀)して退出
おみくじのマナー
初詣の楽しみの1つであるおみくじにも基本的なマナーがあります。おみくじを引く前に確認しましょう。
おみくじは参拝を済ませた後に引くことがマナーです。
また、おみくじを引く際は、必ず左手で引きましょう。左手は「受ける手」といわれており、自分の欲望ではなく純粋に今自分が必要となるメッセージを引き寄せることができるそうです。
おみくじを縁起の良いものから順番に並べると下記の通りになります。
大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶>大凶
結果が悪かったからといって引き直してはいけません。おみくじに書かれている内容を真摯に受け止めましょう。また、おみくじを捨てる行為もマナー違反です。
結果の良し悪しに関わらず、おみくじはお守りとして持ち帰ることができます。また、おみくじを結びつけると神様と縁を結ぶことができるといわれているため、結び木に結びつけても良いでしょう。
しかし、所定の場所以外におみくじを結びつける行為はマナー違反になるため気を付けてください。
おわりに
初詣に関するさまざまなマナーや豆知識をご紹介しました。初詣に行く時期や、参拝方法などについての細かいマナーはありますが、最も大切なことは真心を込めてお参りすることです。
初詣に久しく行っていない方も、1年のスタートを気持ち良く切るために初詣に行ってはいかがでしょうか。
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