誰にでもできる簡単に視力を回復させるトレーニング方法
2014.06.14健康 , 視力回復 , 近視自分でできる視力回復方法
一昔前までは、目の悪い人はメガネをかけるという選択肢しかありませんでした。それがコンタクトレンズの登場によって、多くの人にコンタクトが愛用されるようになりました。
しかし、本音を言うならみなさん「本当の裸眼」で過ごしたいはず。ここでは、視力回復方法について自分でできるトレーニングから手術まで様々な方法をご紹介します。
まずは視力が悪くなる原因を知ろう
そもそも、近視になってしまう原因は何なのでしょうか。近視とは網膜よりも手前に焦点が結ばれることによりピントがうまく合わず、見たいものがぼやけてしまう状態をいいます。この状態は、病気というより環境に適応した結果であり、私たちの生活習慣が大きく関わってくるのです。
近視になるメカニズムは、まず近くを見ることで毛様体筋が緊張し、水晶体が厚くなります。毛様体筋の緊張が長引くと、その負担を減らすために眼の構造自体を変えようとします。このように、近くのものを楽に見られるように眼を適応させた状態が「近視」というわけです。
読書家にメガネが多いというイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。パソコンやゲーム、ケータイなどを見続けると視力が低下するのはこういう理由からなのです。
ひとりでできる視力回復トレーニング
ひとりでできる視力回復トレーニングは、手軽にできてほぼお金がかからないといいこと尽くし。けれども、毎日コツコツと継続してやらなければならず、効果が現れてくるまで時間がかかってしまうこともあります。さらに、人によって効果の現れ方には大きな差があることも。それを踏まえたうえで、躍起にならず気長にトレーニングするとよいでしよう。
近視になるメカニズムのところでも出てきた毛様体筋。この筋肉のトレーニングとして、遠くのものと近くのものを交互に見て筋肉の緊張をほぐすものがあります。また、遠くのものを見つめることで毛様体筋を弛緩させる方法もあります。
毛様体筋のほかにも、外眼筋を鍛えることで視力回復につながります。まず、ぎゅっと眼を強く瞑ったあとに顔は動かさずに眼を開けて上を10秒間見ます。またぎゅっと眼を瞑ってから今度は下に10秒間、同じように右、左とトレーニングしていきます。
次に、顔の前で指を8の字に動かし眼で追います。指を前後に動かし眼で追ってトレーニング完了。それぞれ3回ずつやるとよいでしょう。この運動によって眼球の動きがよくなり、ピントが合いやすくなります。人によりますが、このトレーニングを行っただけで0.5から0.8に視力アップした方もいるようです。
少し前に話題になった「マジカルアイ」をご存知でしょうか。これは絵を立体視して視力を回復させるものです。平行法や交差法といった方法で絵を立体視することで眼を鍛えます。書籍のほか、ネット上でも公開されているので一度試してみてはいかがでしょう。
蒸しタオルを当てて眼の血行をよくすることも視力回復に役立ちます。血液の流れが良くなれば、毛様体筋の緊張もほぐすことができるためです。さらに、トレーニングと合わせて行うことで効果が増すことが期待されます。
視力を回復させる治療とは?
最後に、視力を戻す治療法を3つご紹介します。
まずは言わずと知れたレーシック。レーシックは厳密にいうと「視力矯正(メガネやコンタクトもこれにあたります)」であり視力回復ではないのですが、ここ数年で広く世に普及したホットな手術ですので紹介しましょう。医療用レーザーで角膜を削り、屈折率をうまい具合に調整するというのがレーシックの原理です。近視の種類に関係なく即効性があり、最も確実な近視の治療法と言われています。ただし、保険がきかないため数十万すること、後遺症が見られることなどデメリットもあり、諸手を挙げて良いとはいえなさそうです。
次にオルソケラトロジーについて。こちらは視力回復コンタクトとも呼ばれています。就寝中に特殊なコンタクトを装着することで角膜を矯正し、日中は裸眼で過ごせるというものです。寝ている間に角膜の形状を変えるだけなので、安全な治療法です。年齢制限はありませんが、角膜が柔らかい方が効果が出やすいため高齢者には厳しいようです。また、夜間の装着を忘れてしまうとすぐに元の視力に戻ってしまうというデメリットもあります。
画期的な視力回復方法として、コルネアプラスティーという技術があります。先ほどのオルソケラトロジーを進化させたもので、角膜を矯正したあと特殊な酵素によって半永久的に癖をつけるというものです。この治療法は、もし失敗してもやり直すことができるという可逆性を持ち、今注目を集めている技術です。現在はアメリカで開発中の治療法ですので、日本への導入に期待ですね。
最後に
コンタクトやメガネは消耗品なので、使えば使うほどお金がかかってしまいます。視力が回復するということは、こうした出費も抑えられ、なおかつコンタクトを毎朝付ける時間なども節約できるということにつながります。視力の回復方法や治療方法は現在もさまざまな研究が続けられています。あなたもできるものから始めてみては?
参考URL
視力と年齢 – 目のはたらき、加齢とともに視力が変化するしくみ、そして正しい目のケアについて学びましょう |ボシュロム・ジャパン
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