子供に自転車の乗り方を教える方法。4つのコツを押さえて練習しよう
2017.01.15子育て , 暮らし子供の頃、友達と遊びに行きたくて、またははっきりとした目的はなくても必死になって自転車に乗れるよう練習した記憶のある方もいるのではないでしょうか。子供にとって、1人で自転車に乗れるようになることは、成長段階の中で1つの関門といえます。早ければ3~4歳くらいで乗れるようになる子供もいますが、多くの場合、乗り方をマスターするまでには大変な思いをして練習しているものです。そこで今回は、自転車の乗り方を子供に教えるコツをご紹介します。
【1】ペダルを外してバランス感覚を身に付ける
自転車に早く乗れるようになるためには、何よりも倒れないように走るバランス力を付けることが一番重要です。しかし、初めて自転車に乗る子供にとっては「バランス」を保ちながら「ペダル」「ハンドル」「ブレーキ」を使いこなすことは難しいものです。
そのため、まずは自転車のペダルを外してバランス感覚を身に付けることから始めます。ペダルを外した自転車に子供をサドルに座らせ、大人が後ろから押しましょう。時折方向転換するように声をかけてください。これを何回か繰り返すうちにハンドルの切り方やバランスの取り方が分かるようになります。
【2】ペダルに足を置いてブレーキの使い方を覚える
地面から足を離した状態で大きくUターンできるようになったら、次のステップとしてペダルを付けましょう。ペダルはこがずに足を置くだけにして、先ほどと同じように大人が後ろから声をかけながら押してください。
ここで大事なポイントはブレーキの使い方を覚えさせることです。衝突や転倒しそうになると、子供は怖がってすぐに両足を地面に着けてしまう傾向があります。そのため、ブレーキをかけてから足を地面に着くことを覚えさせましょう。ブレーキの使い方をマスターすれば、スピードがそれほど出ていない限り、子供が転んで大ケガをすることはありません。
【3】片足ペダリングで足を踏み込む感覚をつかむ
いよいよペダルをこぐ練習に移ります。いきなり両足でペダルをこぐのではなく、片足だけペダルに足を乗せてこぐ練習から始めましょう。
大人がハンドルとサドルを持って自転車を支え、子供はどちらか一方のペダルに片足をかけて「立ちこぎ」の体勢をつくります。この練習を通して、自転車に対する恐怖心を克服できます。
さらに自転車のバランスを取る際に難しい、最初の踏み込みを覚えられるようにもなります。子供にとって足に力を入れる感覚はつかみにくいため、片足でペダルをこぐ練習を繰り返しましょう。
【4】緩い下り坂で「こぎ出し」をマスターする
最後は「こぎ出し」の練習です。最初のこぎ出しがうまくいけば、自転車は安定します。自転車が乗れるようになるまであと一歩です。
ペダルに足で踏み込む感覚をつかんでいれば、こぎ出しも比較的スムーズにマスターできるでしょう。緩い下り坂で練習をすることも効果的です。
自転車の乗り方を教えるときは、褒めて伸ばそう
上記の4つのコツを押さえることで、通常は数時間で自転車に乗れるようになりますが、これも本人のやる気次第で変わります。教える際のポイントは、できないからといって怒らないことです。うまくできたらどんどん褒めましょう。褒めて伸ばしていくことが大切です。
おわりに
幼稚園や保育園に通う4~5歳にもなれば、多くの子供が自転車に乗れるようになっています。学校に通うになると友達と自転車に乗って出かけるケースも増え、行動範囲がぐっと広がります。
子供が自転車に乗るように親から働きかけても構いませんが、練習を始めるのに最適なタイミングは、子供から「練習して自転車に乗れるようになりたい」と言ってきたときです。普段忙しくてなかなか時間を取れない方もいるとは思いますが、ぜひ子供が早く自転車に乗れるように練習に付き合ってはいかがでしょうか。
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