今すぐできる!個人レベルで取り組める地球温暖化対策の方法
2014.08.17地球温暖化 , 対策 , 社会地球温暖化により、世界的にさまざまな問題が生じています。海面が上昇し海抜の低い島々で海岸が失われたり、各地で異常気象が起きたりしていることは皆さんご存知でしょう。
日本でもさまざまな対策を講じていますが、政府や国家の取り組みだけでは不十分です。私たち一人一人にできる地球温暖化への対策はたくさんあります。個人レベルでの取り組みとしてどんなことが可能なのか、3つの方法を紹介していきましょう。
節電を心掛け、二酸化炭素の排出量を減らす
地球の温暖化が進んでいるのは、二酸化炭素を代表とする温室効果ガスの濃度が上がっているためです。電気を作る際に二酸化炭素が発生するため、各自が節電を心掛ければ二酸化炭素を削減することができます。これにより、地球温暖化のスピードを緩めることができるのです。
エアコンで節電
家庭にある電化製品の中でも、特に消費エネルギー量が多いのはエアコンです。エアコンによる電力消費は、一般家庭の消費エネルギーの約1/4を占めると言われています。エアコンは設定温度に注意することで、大幅な節電が可能です。環境省では冷房なら28度、暖房なら20度を推奨しています。設定温度が1度違うだけで二酸化炭素の排出量が大きく変わるため、推奨温度を目安として過ごしやすい温度に設定しましょう。
コンセントで節電
電化製品のコンセントを挿したままの状態にしておくと、電源をオフにしていたとしても待機電力が消費されてしまいます。電化製品を使わない時にコンセントを抜くだけでも、二酸化炭素の排出量を減らすことができます。一定時間しか使用しない充電器やパソコンなどのOA機器は、使い終わったらコンセントを抜く習慣をつけることをおすすめします。
移動手段を工夫して、排気ガスを抑える
マイカーを持っている人にできることはたくさんあります。自動車の排気ガス量を抑えることも、地球温暖化対策につながります。排ガス量の減少は、ここ最近特に注目されている温暖化対策法です。
公共交通機関で排ガス減少
排ガス量を抑えるための最も有効な手段は、公共の交通機関を利用することです。地域によっては不便なこともあるかもしれませんが、できるだけバスや地下鉄、電車などを使いましょう。これにより、大幅に排ガス量を抑えることができます。近頃増えている自転車通勤も、地球にやさしい移動手段です。
運転を工夫して排ガス減少
どうしても自動車を利用しなければならない場合は、運転の仕方を工夫することで温暖化対策に貢献することができます。
たとえば、発進時にゆっくりとアクセルを踏むよう心掛けるといったエコドライブは、今すぐにでも始められる方法です。一定の車間距離を保って無駄な加速・減速を少なくすることも、排ガス量の減少につながります。
信号待ちなどの間にエンジンを切るアイドリングストップは、バスやトラックなど大型の乗り物を運転する人は心掛けている人が多いようです。しかし、一般車両の運転者にはまだ浸透しているとは言えません。信号待ち中のアイドリングストップは難しいかもしれませんが、荷物の積み下ろしなど駐停車中のアイドリングは必ず切るようにしましょう。
車選びで排ガス減少
電気自動車やハイブリッド車などのエコカーだけでなく、アイドリングストップを自動的に作動させるシステムを持った自動車など、環境問題を意識した自動車は年々増えています。車の買い替えをする時に、温暖化対策を意識して車選びをするのも一つの手段です。
マイカーの買い替えを考えているのであれば、新車や中古車の購入以外にも、カーシェアリングという選択肢を加えてみることをおすすめします。これは、会員登録をして自動車を共同使用するというサービスです。マイカーを保有せずにカーシェアリングを利用することで、無駄な自動車利用が大幅に減ったというデータがあります。また、維持費や駐車場代が掛からないため、非常に経済的です。
家庭ゴミを減らし、二酸化炭素の排出量を減らす
毎日家庭から出るゴミは、焼却場において燃やされ、大量の二酸化炭素を発生させています。つまりゴミを減らせば、排出量を減らすことが可能です。
しっかり分別でゴミ減量
家庭ゴミの分別を細かく見直すことで、リサイクル可能な資源を増やすことができます。畑や家庭菜園がある場合は、生ゴミを肥料にするのも良い手でしょう。
再利用でゴミ減量
不要になった衣類や布製品、カーペットなどをリサイクルする方法も有効です。衣替えや模様替えのタイミングで、不要なものをリサイクル業者に引き渡したり、リサイクルショップで売ったりしましょう。要らなくなったものをゴミとして処分するのではなく、再利用できないかを考えることが地球温暖化対策につながります。
おわりに
地球温暖化の対策法を、3つのポイントに分けてご紹介しました。このように個人レベルでできることはたくさんあります。
一人一人が意識するだけで、二酸化炭素の排出量を大幅に減少させることが可能です。今すぐ始められることは、ぜひ実行してみてください。
最新記事 by @ハウツー編集部 (全て見る)
- こんな夜中に一体なにをしているの?猫の集会の不思議 - 2017年2月3日
- 嬉しいけど困った!就活で複数内定したときの辞退方法 - 2017年2月2日
- トリュフ、ガナッシュ、プラリネ…どう違う?人気のチョコレート - 2017年2月1日