国会議員になるには?議員になる具体的な3つの方法
2014.06.29国会議員 , 政治 , 社会衆議院は25歳以上、参議院は30歳以上の日本国民に被選挙権があります。つまり、日本国民で年齢の基準に達していれば、誰しもが立候補することができます。
しかし、何もない状態から立候補したところで投票してくれるのはあなたの知人くらいでしょう。国会議員になるにはどんな方法があるのか、パターン別に検証しましょう。
国会議員になる具体的な3つのプロセス
親が政治家であったり、既にコネクションを持っていたりする状況ではない場合に、立候補への道のりとしては大きく3パターンほど考えられます。
【1】地方議員
1つ目は、地方議員となり「自分の地盤をつくる」ということです。
地域活動を通じ地元の有権者の支持を得ることで、市議会議員になるという道が見えてきます。そこで後ろ盾になる人脈を見つけ、県会議員、国会議員へと広げていくのです。一歩一歩ステップを踏んでいく堅実な方法だといえます。
【2】議員秘書
2つ目は、議員秘書になることです。議員秘書には「公設秘書」と「私設秘書」の2種類があり、公設秘書は国費によって政治家に付けられます。第一秘書、第二秘書、政策秘書の3種類の秘書がこの公設秘書によって賄われます。
私設秘書は政治家が私費によって雇用する秘書です。秘書になり、常に政治に触れ、コネクションをつくっていくことで、国会議員になる道を築くというものです。しかし、秘書として付いている政治家が落選してしまえば、秘書も無職になってしまうという厳しい現実があります。
【3】官僚
三つ目は、官僚になることです。官僚になるには、国家公務員の上級甲種や1種に合格しなければいけません。ご存知の通り、かなりハードルの高い試験です。官僚になった後は、実績と人脈をつくり、専門分野に強い政治家として政界に出るというパターンがあります。
ただし、出身省庁と癒着しやすいという目で見られるため、厳しい視線に晒される可能性はあります。
政治塾で政治を学ぶ
三つの方法の他にも方法はあります。
政治の基本から学んでいきたいという方には、政治塾に参加するという方法があります。政党が開催しているものや、政治家が代表になって立ち上げているものがあります。
政治の色をあまりつけたくない場合は、民間がやっている政治塾もあります。民間の政治塾からも政治家は出ているので、十分に当選可能性のある道だといえるでしょう。
政治塾で政治理念を学び、政治家たちと交流する機会を得ることで国会議員を目指していきます。政治というものにこれまで触れたことがなく、まずは学ぶところから始めたいタイプの方にはオススメでしょう。
しかし、もちろんそこで何を得るか、どんな人脈を構築するかは自分次第です。受け身の学習では、未来の政治家の夢にはなかなかつなげられないと考えた方がよいでしょう。
国会議員への道は茨の道
国会議員になるにはいくつか方法があるということをご理解いただけたかと思います。
しかし、いずれも簡単な道ではありません。「こうすれば絶対に政治家になれる」という正解はないのです。どの方法を選んだとしても、個人の努力は必至です。努力の内容は、政治についての学習はもちろん、人脈をつくるためのコミュニケーションやフットワークの軽さなども挙げられます。
また、何よりも信頼に足り、何かをしてくれる人間だと周囲の人に思ってもらうために、人格的な成長も重要になってきます。政治についての理念を持つことや知識の引き出しをたくさん持っていることが重要であるといえます。
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