世田谷区で行われるボロ市とは?着物目当ても多いボロ市の楽しみ方
2016.07.09ボロ市 , 文化 , 行事世田谷区で毎年開催されている「ボロ市」をご存知でしょうか?ボロ市とは、のみの市や骨董市のようにものを持ち寄って売買する市場、いわゆるフリーマーケットのことです。昔は古着を主に扱っていたことからボロ市と呼ばれるようになったと言われています。
現在のボロ市では古着のみならず、骨董品や古本、食料品や生活雑貨など、さまざまなものが売られています。
今回は世田谷区で行われるボロ市や、ボロ市の楽しみ方をご紹介します。
世田谷のボロ市
東京都世田谷区では、毎年12月の15日・16日と1月の15日・16日に、朝9時から夜8時まで大規模なボロ市が開催されます。世田谷ボロ市の歴史は古く、天正6年(1578年)に北条氏政によって世田谷城下で始められた楽市が起源とされ、実に430年以上の歴史があります。
毎年700店舗近くの露店が軒を連ね、平日開催でも1日に約20万人もの買い物客が訪れる都内有数のイベントです。
多種多様なものが販売されていますが、特に多いのは古着や骨董品の店舗です。他には食料品を売る店舗も多く、食べ歩きをしながら店巡りを楽しむ方もいます。
5年に1度は大名行列も行われ、多くの観光客でにぎわいます。
見どころとおすすめの商品
ボロ市の見どころは、やはり露店の多さと買い物客の活気でしょう。にぎやかな場所が好きな方でしたら、雰囲気を味わうだけでも楽しくなるはずです。
また、さまざまな掘り出し物を見つけることも楽しみの1つです。
世田谷ボロ市へ行った際に、特に注目すべき品をご紹介します。
【着物】
世田谷のボロ市には、着物を目当てに訪れる方がたくさんいます。1000円や500円で売られている着物が多く、襦袢や着物に合わせるバッグ、帯なども500円程度で購入できます。
5000円程度持っていけば、全身の和装コーディネートを完成させることができるでしょう。さまざまな店の商品を見比べて、よりお値打ちの品を探してください。
【代官餅】
1975年に発売した代官餅はボロ市でしか販売されていない品で、ボロ市の名物として毎年多くの方が買いに訪れます。お昼時などは1時間以上並ばないと買えないこともあるほどの人気です。
1パックにつきたての餅5、6個が入っており、味は「あんこ」「きなこ」「からみ」の3種類から選べます。大サイズ600円・小サイズ400円という値段は、味とボリュームから考えると非常にお得です。ぜひ1度味わってみてください。
【食器類】
食器などの陶器を販売している店舗も多くあります。ボロ市の時期が12月と1月であるため、新年の新しい食器を用意するにもぴったりです。
中でも、箸を売る店がたくさんあります。新年には心機一転、新しい箸でおせちを食べてはいかがでしょうか。
【植木】
世田谷ボロ市では、バザーやフリーマーケットにしては珍しく、植木などの植物も多く販売されています。
植木は寒い時期に植え替えをするとうまく育ちやすいため、購入時期としてもベストだと言えるでしょう。
冬に花を咲かせるシクラメンなどもたくさん販売されています。
世田谷のボロ市へのアクセス
世田谷のボロ市は、東急世田谷線の「世田谷駅」「上町駅」付近で開催されます。ボロ市当日は臨時ダイヤで運行するため、普段より電車の本数が多くなります。
駅を降りるとすぐに露店が見え、大勢の人でにぎわっているはずです。そのまま人の波に乗れば自然と、ボロ市が行われている「ボロ市通り」にたどり着くでしょう。
なお、ボロ市当日は駅周辺に交通規制がかかり、車が使用できなくなります。当日の行き帰りには、公共交通機関を利用しましょう。
おわりに
古き良き時代を思い起こさせるボロ市には、普通のバザーでは手に入らない掘り出し物がたくさんあります。
年に4日間しか開催されない貴重なイベントである世田谷のボロ市。興味のある方は日程を忘れずにチェックしておきましょう。
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