美味しい料理で夏バテ防止!夏バテを防止・予防する食材とは
2014.09.02健康 , 夏バテ , 防止9月に入り涼しい日も増えてきましたが、日によってはまだまだ残暑が続きます。9月だからさすがにもう夏バテなんてしないだろうと油断していると、うっかりバテてしまうかもしれません。
暑さの残るこの時期だからこそ、夏バテにはより注意が必要です。そこで、夏バテ解消に効果のある食材や料理をご紹介します。
夏バテの原因
そもそも何故暑いとバテてしまうのでしょうか?
それは、暑さが自律神経系を乱すからだと言われています。高温多湿の環境に置かれた人間の身体は、体温が上がり過ぎないようエネルギーを消費します。そのエネルギー消費は普段なら必要のないもののため、人間にとってかなりの負担となってしまいます。体温を保つために汗をかく、血管を広げて体温を逃がすといった働きは自律神経によるものですが、過度なエネルギー消費によって自律神経が乱れてしまい、その負担から「だるい」「疲れが溜まる」といった症状が現れてしまうのです。
暑さによる弊害はそれだけではありません。大量の発汗や睡眠不足、大量に冷たい飲み物や食べ物をとることによる胃の働きの低下なども挙げられます。また、暑さ対策であるはずの冷房も夏バテの一因です。寒暖差の激しい場所を行き来すると急激な温度差によって身体に負担をかけ、ひどい場合には自律神経失調症に繋がることもあると言われています。
夏バテ対策にはさまざまな方法がありますが、やはり大切なのは丈夫な身体作りです。夏バテに効く食材を豊富に使った美味しい料理を食べて、内側から元気を作っていきましょう。
夏バテ防止効果のある食材
夏バテ解消に効く食材と言えば豚肉が挙げられます。豚肉にはたんぱく質とビタミンB1が豊富に含まれています。たんぱく質は疲労回復や身体を作る役割を担う三大栄養素の一つでビタミンB1は血液中の糖分をエネルギーに変える役割を持っています。
たんぱく質やビタミン類を多く含む食材は他にもあります。たとえば滋養強壮に良いうなぎ、ビールのおつまみにぴったりの枝豆、口当たりの良い豆腐などです。
なお、ビタミンB1の豊富な食材をとる際にはニンニクやねぎ類に含まれているアリシンという成分を一緒にとると良いと言われています。ビタミンB1とアリシンが結合して吸収率が良くなるためです。なるべく一緒に食べるようにしましょう。
クエン酸を含む食材も夏バテに効果があります。クエン酸は疲労物質である乳酸を分解し、血流を良くする働きがあります。梅干しや酢の他、レモンなどのかんきつ類に多く含まれているため、積極的にとるよう心がけましょう。
夏バテに効くオススメ料理
暑さで食欲が出ないという理由から、そうめんやざるそば・うどんなどの炭水化物だけでお腹を満たしがちだという方も多いことでしょう。しかしいくら炭水化物が主要エネルギーであると言っても、それだけでは身体に必要な栄養素が偏ってしまいます。血中の糖分をエネルギーに変えるビタミン類や、乳酸を分解するクエン酸が不足してしまうと炭水化物が生み出す糖や乳酸ばかりが溜まり、逆効果になってしまうでしょう。前項で紹介した夏バテ防止の食材で不足しがちな栄養素をとり、偏った食事にならないように献立を考える必要があります。
スタミナ満点の料理を食べたいのなら豚肉を使用しましょう。オススメは豚キムチです。豚肉でビタミンB1を摂取し、キムチの辛さで食欲増進、ネギやニラも一緒に炒めればアリシンもとれてビタミン吸収率もアップさせられます。
どうしても食欲がわかない時にそばやそうめんでさっぱり済ませたいという場合には、麺のトッピングに納豆やオクラ、レモンと大根のすりおろしを乗せるのもオススメです。
おわりに
暦の上では秋ですが、涼しい日と暑い日との寒暖差で夏バテを引き起こしてしまう人もいるかもしれません。そんな時には夏バテに効く食材やオススメ料理を試し、元気に残暑を乗り越えましょう。
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