必要な道具やコツは?美味しい紅茶の入れ方
2016.09.20健康 , 紅茶 , 飲み物紅茶は、茶葉に熱湯を注いで簡単にできる手軽な飲み物です。しかし、「ゴールデンルール」と呼ばれる手順をおさえるだけで、紅茶はさらに美味しくなります。
今回は、美味しい紅茶を入れるポイントをご紹介します。コツを覚え、いつもよりも美味しい紅茶を楽しみましょう。
茶葉をポットでジャンピングさせる
美味しい紅茶を入れるためには、ポットの中で茶葉がジャンピングすることが重要です。
ジャンピングとは、ポットの中で茶葉が浮いたり沈んだり上下運動を起こす状態のことをいいます。茶葉をジャンピングさせることにより、紅茶の旨味が十分に引き出されます。ジャンピングをさせるためには、新鮮な水道水が不可欠です。ポットはしっかりと温めておき、熱湯を注いだ後は蓋をして十分蒸らしましょう。
新鮮な水道水を使用する
紅茶に使用する水は、空気を多く含んでいる軟水が適しています。わざわざミネラルウォーターを使用しなくても、日本の水道水は軟水であるため紅茶に使用する水としては最適です。
まずは、水の中にたくさん空気を含んだ新鮮な水が必要なため、水道で勢いよく水を出し空気をたくさん含ませましょう。次に、くんだばかりの水をすぐに強火で沸騰させましょう。沸騰直後のお湯が最も適しています。
ぬるいお湯や10分以上沸騰させたお湯、くみ置きの水を使用したお湯などは、空気があまり含まれず茶葉がジャンピングしないため、紅茶の香気成分を十分に引き出せない原因となります。
ティーポットはガラス製の丸型を選ぶ
ティーポットは、丸型のポットを選びましょう。なぜなら、丸型のポットは側面が丸くお湯が対流しやすいという特徴があり、茶葉をジャンピングさせやすいためです。
材質は、陶磁器や銀製、ガラス製のポットを選びます。特に、ガラス製のポットは茶葉のジャンピングを確認することもできるため、なお良いでしょう。
しかし、鉄分を含むポットは使用してはなりません。鉄分を含むポットを使用することにより、紅茶のタンニンが鉄分と結合して香気成分が失われます。また、紅茶の色が黒ずむため、紅茶の色を楽しむことができません。
また、お湯を入れる際は、必ずポットの上までお湯を注いでください。半分では側面が丸くならないため、茶葉を上手くジャンピングさせられません。お湯の容量は、1人〜2人で300ml、3人〜5人で600mlが目安です。
正しく保存した茶葉で正確な分量を量る
茶葉は、基本的に常温保存で問題ありません。緑茶は冷蔵保存しなければなりませんが、紅茶は常温保存が最適です。
また、紅茶は空気に触れることで酸化し、品質が劣化します。缶に直接入れると、空気を抜くことができず保存には適していません。できるだけ空気に触れないように、ジッパー付きで密封可能なアルミの袋などで保存しましょう。
さらに、きちんと分量を量ることにより、美味しい紅茶を味わうことができます。基本はティーカップ1杯につき2gから3gが目安ですが、紅茶の種類によって適した分量が異なるため、最初は茶葉の説明書に従って量りましょう。
美味しい紅茶の入れ方
- まず、くんだばかりの新鮮な水道水をやかんに入れて沸騰させます。やかんの底に細かな気泡が出た後、カップとポットにお湯を注いで温め、残りのお湯を沸騰させます。
- 温めたポットに、1人につきティースプーン1杯(約2g)の茶葉を入れます。細かい茶葉は中盛り、大きい茶葉は大盛りにしましょう。
- 沸騰したお湯をできるだけ高い位置から勢いよく人数分注ぎ、すぐに蓋をしましょう。1杯分は150~160mlが目安です。
- 細かい茶葉は約3分、大きい茶葉は4分ほど蒸らします。蒸らしている間、ティーマットなどをポットに使用し、保温効果を高めましょう。さらに紅茶が美味しくなります。
- スプーンでポットの中を軽めに混ぜましょう。
- 茶こしで茶ガラをこし、紅茶の濃さが一定になるように人数分注ぎます。最後の1滴は「ゴールデン・ドロップ」と呼ばれ、紅茶の後味をすっきりさせるため、しっかり注ぎましょう。
おわりに
美味しい紅茶の入れ方をご紹介しました。「ゴールデンルール」に従って丁寧に入れることにより、紅茶はさらに美味しくなります。いつもよりも美味しい紅茶を飲み、素敵なティータイムを楽しんでください。
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