パソコンの疲れ目におすすめの解消法
2014.07.20健康 , 疲れ目 , 目目がショボショボしたり、充血したりすることが増えた」「目の奥が重い、痛みを感じる」…そんな悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか。パソコンやスマートフォンの頻繁な使用などが原因で、「疲れ目」に悩まされる人が増えています。症状がつらく、眼科を受診している人も見られるようになりました。
現代病のひとつとも呼ばれている「疲れ目」は、実はある病気のサインだと言われています。その病気とは、「眼精疲労」。大したことはないと安易に考えて疲れ目を放置していると、症状が悪化してしまう可能性が高いのです。
仕事や通勤・通学中など、パソコンやスマートフォンといった端末を頻繁に利用している人は多いでしょう。その点から考えても、疲れ目は日常生活に密着した身近な危険であると言えます。ここでは、疲れ目の具体的な症状とその原因、また疲れ目をうまく解消する効果的な方法に焦点を当てて解説します。
疲れ目ってどんな症状?原因は?
疲れ目の代表的な症状として、「目の奥が痛む」というものがあります。これは、目の筋肉(主に「外眼筋」と呼ばれる筋肉)が傷んでいる状態です。これを放置すると、目の筋肉がさらに硬くなってしまい、症状が悪化しやすくなります。また「目がしみる」「まぶしさを感じやすくなる」「こめかみや眉間が痛む」といった症状も、疲れ目によって引き起こされる症状であると言われています。
これらの症状は痛み自体も大変つらいものではありますが、疲れ目による不快感が原因でストレスが増加し、自律神経のバランスを崩してしまうという危険も含んでいます。涙の分泌が少なくなって「ドライアイ」の症状を引き起こすことや、不眠やイライラといった悩みに繋がってしまうこともあるのです。また、目を酷使することで肩や首の筋肉に負担が掛かってしまい、肩こりや首のこり、慢性的な頭痛などの症状に悩まされているという人も少なくありません。
では、疲れ目の原因は何でしょうか。目立つ原因には、パソコンやテレビ、スマートフォンなどを長時間利用することが挙げられます。長い時間、同じ姿勢のままで画面を見続けることによって、目は長時間同じ距離でピントを合わせたままの状態になってしまい、目の機能そのものが麻痺してしまいます。
一旦その状態になってしまうと、それ以外の距離にピントを合わせようとしてもなかなか合いにくくなります。それでも何とかして見ようと目を酷使することが増え、結果的に目に掛かる負担がより一層大きくなってしまうのです。
自宅で簡単に疲れ目解消!「温める」「冷やす」使い分けるポイント
放置しておくと症状が悪化してしまいやすい疲れ目ですが、実は自宅で簡単にできる解消方法があります。そのひとつが、「温める」「冷やす」を症状に応じて使い分けるというものです。
「温める」ことが効果的な時は、目がショボショボする時です。ショボショボするのは、目の周りの血管が流れにくくなり、血行が悪くなっているのが原因です。この場合には目を温めることで血行を良くして、目の周辺に十分な血液を行き渡らせるようにします。
目を温めるのには、蒸しタオルを使うと良いでしょう。用意が簡単な上、高い効果が期待できます。濡らしてよく絞ったタオルを、500Wの電子レンジで50秒ほど温めます。熱過ぎるものはやけどの危険がありますので、いきなり顔に乗せず、手で持てるくらいの温度まで冷ましてから顔に乗せましょう。蒸しタオルを作るのが面倒なら、市販のアイマスクなどを利用するのもひとつの方法です。
一方「冷やす」ことが効果的な時は、目が充血している場合です。充血は目が炎症を起こしている状態ですので、冷やして症状を和らげましょう。氷水で絞ったタオルを目の上に載せ、目の周りを冷やすことで、充血による痛みや疲れを取ることができます。
ショボショボ、充血、どちらの症状も見られる場合には、「温める」「冷やす」を交互に行いましょう。これにより、自宅にいながら簡単に疲れ目の改善を図ることができます。
疲れ目効果的なツボを刺激して、解消の即効性を実感
ツボを刺激することで症状を和らげるのも、疲れ目解消に効果的な方法です。ツボ押しは、効果がすぐにあらわれやすいというメリットがあります。また、何か作業をしている時でもその場で簡単に行える、というのも魅力のひとつです。目の疲れを感じたらすぐに実行してみましょう。
まずは目の周りのツボです。鼻と目頭の間にある「晴明(せいめい)」、目尻からさらに外側へ向かった辺りのくぼみにある「瞳子(どうし)りょう」などが、疲れ目に効果の高いツボとして挙げられます。目の周りの神経に直接働きかけるため、疲れ目に対しての即効性が期待できます。目を圧迫してしまわないように、強く押し過ぎないことに注意しましょう。
また、後頭部にも疲れ目に効果的なツボがいくつかあります。髪の毛の生え際の、頭蓋骨と首骨の境目のくぼみにある「風池(ふうち)」、後頭部のでっぱりの中心からおよそ指2本分の位置にある「玉枕(ぎょくちん)」などが疲れ目に効果的なツボです。風池は頭痛・肩こりや疲労回復に、玉枕は目のかすみを改善する効果があると言われています。後頭部のツボへの刺激は、興奮状態にある交感神経を鎮め、瞳孔の反射をスムーズにする効果を発揮してくれます。
おわりに
現在では現代病とまで呼ばれている疲れ目は、「たかが」と侮っているとどんどん症状が悪化してしまいます。肩こりや頭痛など、一見関係なさそうに思える症状にも、疲れ目が大きく影響していることも多いため、少しでも症状を感じるなら安易に考えないことが大切です。
症状の改善も重要ですが、同じくらい意識したいのは「予防」です。パソコンを使う時には、画面に照明や外の光が入り込まないよう気をつけましょう。視界に邪魔なものが入り込まなくなり、疲れ目を軽減することができます。スマートフォンやタブレットを使用する場合も同じです。長時間同じ姿勢で画面を見続けないように気を配りましょう。
環境を意識し、ほんの少し変えるだけでも、目への負担は減らせます。疲れ目くらいと甘く考えず、自分に合った解消方法を用いながら、目へのストレスの少ない生活を心掛けていきましょう。
参考URL
http://www.mt-pharma.co.jp/healthcare/library/eye01.html 田辺三菱製薬のヘルスケア製品サイト/「疲れ目ってどんなの?」
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