11月に見ごろを迎える紅葉スポット5選<北海道・東北編>
2015.11.05アウトドア , 紅葉 , 趣味秋といえば食欲の秋、芸術の秋ですが、行楽にもぴったりな季節です。真っ赤に色づいた紅葉を見ながらの散歩はとても気持ちの良いものです。今回は、そんな紅葉狩りにぜひ訪れたい北海道と東北の人気紅葉スポットをご紹介します。お出かけの際の参考にしてください。
1.鳴子峡(宮城県大崎市)
10月中旬から11月上旬にかけて、深さ100メートルに及ぶ大峡谷が紅葉に彩られる光景は、まさに圧巻の一言です。
鳴子峡レストハウス前の見晴台から眺める景色が有名です。灰褐色の岩肌にブナやナラの黄色、カエデの赤色、マツの緑色が見事な調和を醸し出します。
JR陸羽東線の鳴子温泉駅から中山平温泉にかけての車窓からの景色もおすすめです。紅葉のシーズンには、鳴子温泉駅と中山平温泉駅間を走る臨時バス「紅葉号」が出ているため、併せて利用してみてはいかがでしょうか。
2.奥入瀬渓流(青森県十和田市)
十和田八幡平国立公園を代表する景勝地の1つ、「奥入瀬渓流」は10月下旬から11月上旬が紅葉の見ごろです。十和田湖畔・子ノ口から焼山までの約14㎞続く渓流は、特別名勝及び天然記念物として国の指定を受けています。
奥入瀬渓流は散策がしやすく、渓流沿いに遊歩道が整備されているため、行楽にはぴったりの場所です。赤や黄色、緑に色づいたブナやカエデ、ヤマモミジやミズナラなどの樹林にうっとりするでしょう。
3.山寺(山形県山形市)
通称「山寺」の名前で親しまれている「宝珠山 立石寺」は、貞観2年(860年)に清和天皇の勅願によって慈覚大師が開いた天台宗のお山です。元禄2年(1689年)に、奥の細道の行脚中であった松尾芭蕉が立ち寄り、かの有名な「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだ場所としても有名です。
宝珠山全域を境内として、岩の急斜面に諸堂が散在しています。10月下旬から11月上旬にかけて全山がモミジやイチョウで彩られ、美しさにため息が出ることでしょう。
紅葉のシーズン中は18時から21時までの間、紅葉のライトアップが行われます。
4.抱返り渓谷(秋田県仙北市)
抱返り(だきがえり)渓谷は東北の耶馬渓と称され、両岸の原生林と岸壁にかかる滝や、美しい青い渓流が有名なスポットです。10月中旬から11月上旬にかけてモミジやカエデが色づき、見ごろを迎えます。特に渓谷入り口を30分ほど登った所にある「回顧(みかえり)の滝」は、美しさのあまり何度も振り返って見てしまうでしょう。
「神の岩橋」と呼ばれる赤い吊り橋からの眺望も素晴らしいですが、橋を渡る際に見える「巫女石」も見どころの1つです。この石には玉川を渡ろうとしたときに濁流に飲み込まれそうになった巫女が、明神の霊力で救われたという伝説が残っています。
なお、毎年10月10日から11月10日まで抱返り紅葉祭が開催されます。
5.大沼国定公園(北海道亀田郡七飯町)
南北海道で唯一の国定公園「大沼公園」は北海道の南西部渡島半島の中央部に位置し、公園内には活火山である駒ヶ岳と、噴火によってできた大沼、小沼、尊菜沼(じゅんさいぬま)などの大小さまざまな沼が連なります。
周囲24㎞、水深13.6mに及ぶ大沼湖は駒ヶ岳の噴火によって生じた泥流が渓流をせき止めてできた湖です。大小126の島を結ぶ18の橋と散策路が設けられています。カエデやカシワが色づく10月下旬から11月上旬までが見ごろです。大沼湖ではカヌーや遊覧船、サイクリングを楽しむこともできます。
おわりに
今回は北海道と東北の人気紅葉スポットをご紹介しました。紅葉に彩られた自然の風景ははっとするほど美しいものばかりです。今回ご紹介した場所以外にも、北海道と東北には魅力的な紅葉の名所がたくさん存在します。この秋、紅葉が織りなす色鮮やかな世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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