効果的なアンケート作成の為の”絶対外せない”3つのポイント！

2014.06.02アンケート , アンケート作成 , 仕事

効果的なアンケート作成の為に良い質問を作る

アンケートを採りたいと思っても、どのようにアンケートを作成し、どのような質問を作れば良いのか分からないことが普通です。
今回は、効果的なアンケートを作る為には、どのような質問をすれば良いのかが分かる3つのポイントをご紹介致します。

文章全体がわかり易く直接的な言い回しで質問することが重要です。特にアンケート回答者の状況を想定し、回答者の目線にあった言葉づかいや言い回しになるように心がけましょう。

二重に否定をしたり、冗長な文章や、心証を悪くする業界用語や専門用語などはなるべく避けるようにして、平易な言葉づかいになるようにしましょう。

回答者に馴染みがない、知識がないと思われる説明を行う場合は、文章を飾り立てないことを意識してください。

東京スポーツクラブに入会する予定はありますか？

上記の質問にちょっとだけ情報を加えるだけでずっと良い質問になります。

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東京スポーツクラブに入会されたいと思いますか？

しっかりと質問の背景を説明しないと、回答者は訳が分からなくてアンケートの回答を中止してしまう可能性もあります。もっと悪くなるといい加減な回答をしてしまうかも知れません。アンケートの中止が増えると回答をまとめるのも大変ですし、いい加減な回答が増えるとアンケートの品質が落ちてしまうことになります。

1回の質問で、複数のことを尋ねないようにしましょう。１つの質問で２つ以上のことを尋ねると、回答者は答えるのが難しくなりますし、質問した方も回答の解釈が難しくなります。

コンサートの曲の構成や音響設備はどうでしたか？

上記の質問で回答者が「とてもよかった」を回答した場合、それはどういう意味だと思いますか？構成がとてもよかったのか、音響設備が素晴らしかったのか。

どちらにもとれるような回答は、歌手・主催者にフィードバックする場合に、どう伝えれば良いか大きな問題となります。

このような場合は、質問を２つに分けることで解決できます。

コンサートの曲の構成は如何でしたか？

コンサートの音響設備はどうでしたか？

これで曲の構成と音響設備それぞれについて評価してもらえるようになり、回答者もより早く、より簡単に判断し回答することができるようになりました。歌手・主催者もフィードバックを参考にしやすくなりました。

回答者をある回答に誘導するような質問を作成してしまうと、アンケートの客観性が損なわれ、調査結果が偏ったものになってしまいます。

当社のコンサルタントは、顧客満足度調査でのお客様の評価が高く、優秀であると考えています。当社のコンサルタントを優秀だと思われますか？

このような質問は、お客様が実際のコンサルタントに感じしている以上の評価を付けるように、回答者を誘導しているような印象を受けます。

より客観的な質問をする為には、より具体的な表現を使用することを心がけ曖昧な表現にならないようにしましょう。

当社のコンサルタントは、どれくらい役に立っていると思われますか？

上記のように修正しましたが、まだ評価が高い方向に流れています。質問する方の意見が質問に入っていると、回答を意図的にある方向に導くことになりかねないため、意見はいっさい入れないことが非常に重要です。

しかし、意見を入れないことが常に可能なわけでないので、その場合は、アンケート全体でバランスをとるようにしましょう。たとえば肯定的な質問と否定的な質問の両方を行うことです。

当社のコンサルタントは、どれくらい役に立っていると思われますか？

当社のコンサルタントに対しての不満に感じている点を教えてください。

アンケートの方向性を客観的でバランスのとれたものにすることで、質問する方に誘導された回答ではない、回答者の本当の声を聴くことができます。

これは正しい判断をする材料にもなりますし、課題がある場合は、それを把握することも可能になります。

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