転職・就職で考えるべき3つのこと
2014.10.08仕事 , 転職仕事をしているともっとキャリアアップをしたい、次のステージに進みたいと考えることもあるでしょう。そういったときに頭をよぎるのが転職です。今の自分の実績を活かせる仕事に就く方法もありますし、全く別のジャンルに挑戦する人もいます。 しかし転職活動は就職活動と少し違います。就職活動と同じように仕事を探しても、なかなかうまく行きません。就職には就職の、転職には転職のポイントがあります。 では転職はどのように行えばいいのでしょうか。ここでは転職の流れと、転職までにやるべきことを3つ、まとめてみました。
まずは転職について考える
転職をする際には、まず転職についてよく考えることが必要です。転職活動をするかどうかを決めるのは自分自身のため、転職をしようと思えばいつでも転職できます。しかし転職をしやすい時期やしにくい時期があるため、今転職をして本当に大丈夫なのかをきちんと判断しなければなりません。 また仕事を辞めてから転職活動を行うのか、仕事をしながら転職活動を行うのかも大切なポイントです。仕事を辞めてから転職活動を行うのであれば、一定期間生活していけるだけの資金が必要です。なかなか就業先が決まらないと、焦って妥協した条件の会社を選びやすくなってしまいます。 仕事をしながら転職活動を行うなら、仕事の合間に転職活動ができるかが問題になってきます。急いで人が欲しいという求人の場合には、出社できる日がはっきりしていないと採用されにくいです。さらに転職のためにスキルアップをしたいと思っても、仕事が忙しくて勉強の時間が取れないこともあります。 他の会社への転職を考える前に、まず社内転職ができないかどうかを考えてみましょう。同じ社内でも別の部署に行けば新しい道が開けたり、スキルアップに繋がったりするかもしれません。
転職の流れ
転職について十分に考えたら、転職活動を始めます。転職活動も基本的な流れは新卒時の就職活動と一緒です。 まずは応募する会社を決めます。今では転職する会社をインターネットで探せるため、人材募集をしている会社を探すのは比較的容易です。転職サイトなどに自分の希望条件を登録しておくと、スカウトメールなどが来ることもあります。 応募する会社が決まったら、履歴書や職務経歴書などの書類を作って企業に送付します。これは企業がどのような人材を求めているのか、企業のニーズを正確に把握することが重要になります。書類がしっかりしていないと面接の機会すら貰えません。 次に面接を行います。応募者の多い大企業などでは、書類選考に合格した人のみ面接を行う場合が多いです。前もって聞かれそうな質問は、あらかじめ回答を用意しておくようにしましょう。 面接に合格すれば内定を貰えます。すぐにでも人材が欲しいという企業の場合は、面接を行ったその日に採用を知らせることもあります。入社したらあとはいかに即戦力として働けるかがポイントです。
転職活動と就職活動と違い
転職活動と就職活動の大きな違いは、仕事の実績を求められるかという点にあります。新卒の就職活動では、まず就職をしたという経験がありません。アルバイトやインターンシップ程度なら経験がある人もいますが、責任ある社会人として就職をしたことがあるという人はいないでしょう。 しかし転職活動では、前に社会人として仕事をしていた経験があります。その経験を新しい職場でどう活かせるのかが、転職活動でのカギになります。もし今までの経験がすぐに新しい職場に活かせるようであれば、転職活動は比較的うまく行くでしょう。 また新卒の就職活動では、企業側は見込みのある人物を採用して「この人をこれから自分の会社で育てていく」というスタンスで社員に接します。そのためスタートラインは皆がほぼ同じです。 しかし転職活動の場合はすでに育っている人材を欲しがる傾向にあります。現場で即戦力になる技術を持っている人を求めているため、すでにその能力を有している人を採用します。スタートラインは基本的に皆バラバラの状態で始まります。 こういった違いがあるため、転職活動の場合は面接でも「なぜ前の会社を辞めたのか」「前の仕事でどんな経験をしたか」など、新卒の就職活動ではされない質問も多いです。転職活動ではこういった質問にも対応できるようにしておきましょう。
【やるべきこと1】自己分析をする
転職活動でまずやるべきことは、自己分析です。今までの仕事で自分が何を得たのか、どういった経験をしてきたのかなどを整理しましょう。これは履歴書を書いたり、面接で質問されたりしたときに大切な部分です。 どういった仕事を主にやってきたか、どんなプロジェクトに参加してきたかなどをひたすら思い返していけば、自分がどういったことを得意としているのかが見えてきます。そしてそれがわかれば、どういった会社で自分の力を活かせるかがわかってきます。多くは業種や職種が似ているものになりますが、やり方によってはそれらの経験を全く新しい業種や職種で活かすことも可能です。 また自己分析と同時に、転職の目的も明確にしておきましょう。スキルアップのために転職をしたいなら今よりもレベルの高い会社への入社を目指せますし、別の仕事にチャレンジしたいならそのためのスキルを身につけなければなりません。目的を明確にすることで、身につけなければならないスキルや志望動機も明確になってきます。
【やるべきこと2】資金計画を立てておく
転職活動でやるべきことの2つ目は資金計画を立てておくことです。仕事をしながら転職活動を行うのであれば、この方法は必要ありません。しかし仕事を辞めてから転職活動を行うのなら、必ず考えておかなければならないことです。 転職活動はいつ終わりを迎えるかわかりません。転職活動を始めたその日に「明日から来て」と言われることもありますし、内定が決まるまで半年以上かかることもあります。その間きちんと生活ができるように、資金計画を立てる必要があります。 またスーツを新調したり、新しい靴を買ったりと転職活動では何かとお金がかかります。こういったものを用意した上で生活できるようにするには、最低でも3か月は生活できるだけの資金は準備しておくようにしましょう。また失業保険などを受け取れたり、税金を減額したりといったことも可能なのでこういった制度もフル活用しましょう。
【やるべきこと3】情報を集める
情報収集は転職活動でも基本中の基本です。人材を探している企業の情報はもちろんですが、自分が応募を考えている業界の動向などを逐一チェックしておくようにしましょう。 企業のホームページやパンフレットに掲載されている情報は、採用試験を受ける限り知っていて当たり前の情報です。さらにそこから一歩踏み込んで、業界紙や新聞などで業界の動向をチェックしておけば、これからどういった人材が求められるのかなどの参考にもなります。 忙しくてなかなか業界紙などを読んでいる時間が取れないという人は、インターネットを活用しましょう。登録型の転職サイトに登録をしておけば、サイトから勝手に情報が送られてきます。そこから直接雇用に結び付くこともあります。 また同時に効果的な履歴書や職務経歴書の書き方、よくされる面接の質問なども情報を集めておきましょう。前もって対策ができていれば、面接も落ち着いて受けられます。
おわりに
転職活動では自分の持っているスキルや経験と、企業側のニーズがマッチすることが大切です。いい転職を行えれば自信やスキルアップにも繋がります。
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