カタカナビジネス用語の覚え方
2014.07.29ビジネス用語 , 仕事 , 覚え方会議や商談の際に使われることが多くなったカタカナビジネス用語。特にIT業界や外資系企業などでは日常的に使われているようです。
今さら聞けないという方のために、よく使われるカタカナビジネス用語をまとめてみました。例文と一緒に、どういった場面で使われるかを確かめてぜひ活用してみてください。
ア行~カ行のカタカナビジネス用語
・アサイン
担当を割り当てることです。
例「このプロジェクトには○○さんをアサインしようと思う」
・アジェンダ
プロジェクト内容の手順を指す言葉です。協議事項や議事日程なども含みます。
例「このアジェンダに沿って進行してください」
・アライアンス
業務提携のことです。
例「アライアンスの候補として3社が挙がっている」
・イシュー
問題の根幹です。問題解決に向け考えられるべきテーマを指します。
例「イシューを押さえていないと、同じ失敗を繰り返してしまう」
・エスカレーション
報告すること。略して「エスカレ」と言う場合もあります。
例「交渉結果、君から部長にエスカレしておいて」
・エビデンス
証拠や検証結果を指します。
例「テストプログラムのエビデンスを提出してください」
・オンスケ
オンスケジュールの略です。スケジュール通りにと言う意味。同様の略語でスケジュールから離れて・組み直してという意味のリスケ(リスケジュール)もあります。
例「この企画は絶対にオンスケでお願いします」
・クラウドソーシング
不特定多数への業務委託のことです。アウトソーシングは外部企業への委託、いわゆる外注のことを指します。一方、クラウドソーシングはインターネットなどを利用して不特定多数に発注する新しい雇用形態です。
例「次回のデザイン案は、クラウドソーシングで募集をかけようと思う」
・クロージング
営業で主に使われる言葉で、契約を成立させることです。無事に成約し仕事を終える(クローズ)という意味からきています。
例「この契約はクロージングまであと一歩のところに来ている」
・コモディティ
特徴が無くなり平均化してしまうこと。主に「コモディティ化」という言い回しで使われます。
例「オリジナリティの無い商品ではコモディティ化してしまう」
・コンセンサス
事前了解という意味です。組織同士の了解や根回しとして使われます。
例「アライアンスに向け、すでにA社のコンセンサスは取れています」
サ行~ナ行のカタカナビジネス用語
・サマリー
要約する・まとめるという意味です。「サマる」という言い回しを使う方もまれにいるようです。
例「明日の会議に向けてアジェンダをサマっておいてくれ」
・シナジー
相乗効果のこと。
例「君たちが協力することでシナジーが生まれると思っている」
・シュリンク
縮小という意味です。主に市場の縮小を指して使われます。
例「市場がシュリンクしているため、苦戦が予想されます」
・スキーム
枠組みを伴った計画のことです。
例「スキームに沿って進捗している」
・セグメント
属性ごとに分割された集団を指します。主に顧客や事業などを特徴別に分けて考える時に使われます。
例「顧客をニーズごとにセグメントし、それに合った新商品を作ろう」
・デフォルト
初期状態を指す言葉が元となっており、通常は、「通常は」という意味で使われます。
例「デフォルトでこのグッズも付いてきます」
・ドラスティック
徹底的に、思い切った、などの意味があります。
例「ドラスティックな変化で経営改善しよう」
・ノーティス
お知らせ、注意事項のことを指します。ノーティス単体で使われることは少なく、短い期限や締め切りを表す「ショートノーティス」という言い回しで使われることが多いようです。
例「ショートノーティスで申し訳ないのですが、あさってまでにお願いします」
ハ行~のカタカナビジネス用語
・バジェット
予算のことです。
例「バジェットの範囲で収めてくれ」
・バズ・マーケティング
口コミやインターネット上での話題を利用したマーケティングです。転じて、「話題になる」という意味の「バズる」という言葉もあります。
例「いかにバズるコンテンツを作るかが重要だ」
・バッファ
余裕を意味する言葉で、主にIT業界で使われます。
例「今からスキームを変えるとバッファが無くなりますよ」
・パラダイム
考え方や規範となる価値基準のことです。よく使われる「パラダイムシフト」は「価値観の変化」という意味になります。
例「何をパラダイムにして企画を立てているか教えてくれ」
・パラレル
並行、同時進行という意味です。「パラ」と略す場合もあります。
例「悪いけど、こっちの作業もパラで進めてくれ」
・ファクト
事実を指します。
例「ファクトを並べて説明してください」
・フィックス
片づける、決定するという意味です。
例「これ、もう最終段階だからフィックスしておいて」
・ブレインストーミング
話し合いなど、複数人で案を出し合うことです。「ブレスト」と略されることもあります。
例「次回の企画商品についてのブレストを行います」
・ペンディング
保留状態を指す言葉です。
例「作業が止まってしまったので、この案はペンディングします」
・マイルストーン
作業工程の節目や目標、または画期的な出来事を指します。
例「この試作品が完成すれば、マイルストーンとなる」
・マネタイズ
収益化を意味します。
例「中長期的にマネタイズ出来る企画が必要だ」
・メソッド
やり方、方法論を意味します。
例「このメソッドで進めてみてくれ」
最後に
知識としてカタカナビジネス用語を知っておくことは必要です。しかし、あまり多用すると相手に意図が伝わらないケースや、「やたら難しい言葉を使いたがる人」という風に良い印象を与えない場合もあります。
相手に内容をしっかりと伝えること、説得力を持たせることを第一に、上手に取り入れてみてください。
参考URL
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/20/186/ マイナビニュース もう知ったかぶりしなくていいカタカナビジネス用語
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