マンションコンシェルジュとは?管理人との違いやサービスについて
2017.01.22マンション , 不動産マンションの購入などを検討する際、不動産会社のホームページやカタログで「マンションコンシェルジュ」と記載された物件を見ることがあるかもしれません。
マンションコンシェルジュとはマンションが提供するサービスの1つです。上手に利用できると非常に便利ですが、マンションごとにサービス内容が異なるため注意が必要です。よく分からずに物件を購入して後悔しないように、あらかじめサービスについて把握しておきましょう。
マンションコンシェルジュとは
「コンシェルジュ」はフランス語で番人や案内人という意味です。一般的にコンシェルジュと言えば、ホテルのスタッフを思い浮かべる方が多いでしょう。ホテルのコンシェルジュは観光スポットの案内やチケットの準備など、宿泊者のリクエストに幅広く対応するプロのスタッフのことです。
「マンションコンシェルジュ」とは、マンションのフロントで住人に対してさまざまなサービスを提供してくれる専門スタッフを指します。当初、マンションコンシェルジュは高級マンションに多く配置されていましたが、最近では一般的なマンションに配置されるケースも増えているようです。
マンションコンシェルジュと管理人の違い
マンションには管理人がいますが、マンションコンシェルジュと管理人の仕事内容は大きく異なります。
マンションコンシェルジュの仕事内容
マンションコンシェルジュの主な仕事は、住人の生活をサポートすることです。住人の依頼を受けて、マンション内にある設備の予約を代わりに取ったり、タクシーの手配をしたり、荷物を預かったりします。住人を相手に「接客業」をしているイメージです。
マンション管理人の仕事内容
これに対して、管理人はマンションの維持や管理が主な仕事です。公共スペースの清掃を行ったり、巡回や点検で異常の有無を調べたり、老朽化や損傷している箇所の修理を行ったり、ゴミ捨て場の管理や防犯対策を講じたりします。マンションへの要望・クレーム対応や家賃の回収など、住人と接する業務はありますが、タクシーの手配などの個人的なサポートは業務外となります。あくまでマンションを相手にした「管理業」なのです。
マンションコンシェルジュのサービスについて
マンションコンシェルジュのサービス内容は、マンションごとに大きく異なります。物件の契約前に確認が必要ですが、基本的には、ホテルのコンシェルジュサービスを日常生活に置き換えてイメージすると分かりやすいかもしれません。
具体的には、マンション内の設備や周辺情報の提供、来訪者の受け付け・案内、宅配便や郵便物の預かり・発送、コピー・ファクスの受け付け、ペットの預かり、クリーニングの受け付けなどです。
また、サービスを利用可能な時間帯もマンションによって異なります。昼間だけ利用できる場所もあれば、24時間利用可能な場所もあります。中には、カフェやショップを兼ね備えたサービスを行っているマンションもあり、コンビニのように気軽に利用できる場合もあります。
おわりに
マンションコンシェルジュは、住人の生活を多種多様な方法で支えてくれる心強い存在です。
一方で、マンションの共用サービスのため、人件費などの経費は「管理費」として住人が負担することになります。提供されているサービスが不要な住人にとっては、ただ負担が増えるだけとなってしまうケースがあります。
今後、マンションへの入居を検討する際は、「マンションコンシェルジュが配置されているか」、「提供しているサービスが自分にとって必要なものか」、「利用頻度が費用と見合っているか」などに注意し、自分の生活スタイルを考えつつ、検討すべきかもしれません。
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