失敗しない注文住宅の間取りは?家族構成別注文住宅のポイント
2016.06.24不動産 , 住宅 , 注文住宅注文住宅を建てようと考える際、まず気になるものは間取りではないでしょうか。家族の形は年月とともに変わっていきます。状況に合わせた住まい作りは意外と難しいもの。家族でしっかりと話し合って、今も将来も納得できる間取りを実現したいところです。
そこで今回は、注文住宅の間取りや、家族構成別注文住宅のポイントについてご紹介します。
親と子供の家族の場合
一般的に、4人家族なら「4LDK」、5人家族なら「5LDK」の間取りが適切であると言われますが、子供の年齢によって求められる間取りは変化します。
幼児期は1人に1部屋を与える必要はありません。広めの共有スペースがあれば十分でしょう。しかし、数年後には子供も自分の部屋を求めるようになる可能性があります。また、高校生や大学生の子供の場合、数年後には進学や就職で家を出ていくケースも考えられます。現在から将来までずっと同じ間取りでは、不都合が出てくることもあるかもしれません。
一時的に部屋を増やしたい場合は、広めの部屋をカーテンやタンス、クローゼットなどで区切ると良いでしょう。
高齢の両親と同居する場合
少子高齢化が進む中、恒例の両親と同居するための2世帯住宅を購入する方も多くいます。注文住宅なら、世代ごとに玄関を完全に分離したり、一部の部屋を共有したりと、自由自在な間取りを考えることができます。
世代間の生活スペースを区別する必要性については、よく検討しましょう。世代間の仲が良い場合は生活スペースが同じでも問題ないかもしれませんが、関係性によってはストレスを減らす工夫が必要となることもあるはずです。
将来、介護が必要になった場合のことを考慮して間取りや住居形式を決めることも大切です。例えば完全分離型の2世住宅では、介護の際に不便な部分が出て来ることもあるでしょう。
2世帯で同居することに不安を感じている方も多いと思います。しかし、両親と同居するメリットもたくさんあります。例えば、幼い子供を抱えた夫婦でも両親に子供の面倒を見てもらえるため、共働きしやすいことは大きなメリットです。また、介護がしやすいこともメリットとして挙げられるでしょう。
親と子供の関係性や考え方によって、住宅のベストな共有方法は変わってきます。住宅展示場などでしっかりとチェックをして、ライフスタイルに合った形を探してください。
よくある失敗の例
注文住宅における失敗の例として多いものが、「過剰な設備」です。例えば、キッチン、トイレ、浴室などを各階に配備したにもかかわらず全く使用しなかった、などのケースがよく聞かれます。将来的に必要な設備かどうかをよく考え、検討することが大切です。
生活動線を考慮することも忘れてはなりません。朝起きてからの動き方や、夕方帰ってから動き方のシミュレーションを行いましょう。さらに朝の洗面台など、同じ時間帯に人が集中する場所はスペースを工夫する必要があります。
世代によって、就寝時間や起床時間が異なることも多いはずです。それぞれの生活パターンをよく把握しておきましょう。生活パターンのシミュレーション不足が、意外と大きな失敗につながってしまうことは少なくありません。
おわりに
家の建築は、一生に一度あるかどうかの一大イベントです。家族みんなが満足できる家を、限られた予算の中で建てることは簡単ではありません。しかし、シミュレーションや現状の把握をしっかりと行うことによって、より納得できる家を建てられるはずです。
家族内でしっかりと話し合い、それぞれの要求を出し合いましょう。意見を具体的なアイデアとしてまとめ、住宅作りに反映させてください。
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