中古物件を購入するならここに注意!物件購入の流れと優良物件のポイント
2014.08.17不動産 , 中古物件 , 物件購入近年ではリノベーションが流行していることから、中古物件の需要が高くなっています。中古物件は新築に比べて価格が圧倒的に安いため、ローンの期間も短くて済むという利点があります。またリノベーションを考えている人の場合、購入で浮いた費用をリノベーションの代金に回すこともあります。
安いというのが中古物件の最大のメリットですが、中古である以上は注意すべき点もたくさんあります。中古物件購入の流れや注意点、いい中古物件を見抜くコツなどを知っておきましょう。
中古物件を購入する時の流れ
中古物件を購入する時には、まず物件を探します。物件はフリーペーパーや不動産情報誌、インターネットなどで探せます。実際の物件は管理している不動産業者に連絡すれば見せてもらえます。
購入する物件が決まったら、最初に買付証明書や購入申込書にサインをします。これで購入する意志があることを明確にします。買付証明書を記入すると同じ物件の購入を検討しているほかの人々も動き出すため、この後の手続きはスピーディに行いましょう。
同時に資金計画を進めていきます。購入にかかる代金を計算して住宅ローンの金額を割り出し、事前審査を行っておきましょう。もし事前審査を通過しなかった場合は、通過しない原因を何とかする、資金計画を変更するなどの対策を立てなければなりません。
最終的には購入そのものを辞めることも考えておきましょう。中古物件の場合は、売買契約を結ぶ前であれば特に条件なく購入を辞められます。もし申込証拠金を支払っていた場合、購入を辞めると全額返金されるのが一般的です。
売買契約に入る前に、重要事項の説明が行われます。重要事項には主に購入側が不利益を被る可能性があるものが書かれているので、しっかり理解するようにしましょう。これが終われば売買契約を結び、住宅ローンを借り入れて購入の手続きは終了です。
中古物件を購入するなら老朽化は覚悟すること
中古物件は人が1度住んでいる以上、多少の建物の劣化は覚悟しなければなりません。特に築20年以上の物件ともなれば、価格は安いですが建物のあらゆる場所が老朽化している可能性があります。設備も古いですし、水漏れや柱の腐食などが起こっていることも多いです。
こういったものは見える部分だけでなく、見えない床下や天井裏などで起こっていることもあります。見えない部分の劣化は専門家によるホームインスペクションなど、それなりにお金をかけなければ見抜けません。保証が付いているケースもありますが、中古物件の場合は期間が短く、保証が必要になった時には期間が終わっているケースも多いです。
また耐震性や耐火性も古い基準になっていることがあります。柱の腐食などが進んでいれば、大きな地震や家事に耐えられない可能性も高いです。一戸建てであればリノベーションで何とかなりますが、マンションの場合は構造を変えることができないので、特に注意が必要です。
優良な中古物件を見抜く
中古物件ではある程度の劣化は仕方ありませんが、それでも優良な中古物件はあります。優良な物件を見抜くためのポイントは、いつ作られた物件か、家歴書や図面があるか、リフォームしやすいかの3つです。
いつ作られた物件かは、建物の耐震基準を見抜くのに大切なポイントです。1981年6月1日に新しい耐震基準となっているため、これ以前に建てられた物件の場合は、耐震性で劣る部分があります。また2000年以降に建てられた物件は地質調査も義務付けられているので、これも基準の1つにしましょう。
家歴書はその家のメンテナンス履歴などを記載したもので、適切なメンテナンスが行われていたかがわかります。また建築図面は建物判断をする際に必要です。これらが残っていない物件はメンテナンス履歴がわからないだけでなく、建物診断もできないので避けた方がいいでしょう。
リフォームを考えているなら、リフォームのしやすさは大切です。リフォーム費用が掛かりすぎてもいけないので、リフォーム費用と物件そのものの購入費用のバランスも考えるようにしましょう。
おわりに
中古物件には程度の差はあれど、必ず劣化があります。なるべく劣化が少なく、長く住める家を見つけるには、良い中古物件を見抜くことが大切です。
参考URL
http://www.homes.co.jp/article/kounyu/kounyu_025/ 中古住宅購入の注意点 | 住まいの基礎知識・ノウハウ【HOME’S】
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