冬こそアウトドア!寒くても楽しめる6つのレジャー
2015.01.03アウトドア , 趣味皆さんは、「冬のアウトドアレジャー」と聞くと、どういったものを思い浮かべるでしょうか。まず、スキーやスノーボードをイメージされる方が大半かもしれません。しかし、冬はスキーやスノーボード以外にも、実は多くのアウトドアレジャーを楽しむことができるのです。
ここでは、「冬でも楽しめるアウトドアレジャー」について、いくつかご紹介します。
スノーシュー
スノーシューは、近年、注目を浴び始めている冬のレジャーです。専用の道具を履き、自然と触れ合うことを目的として、ハイキングのように雪山を散策します。雪山の冷たく澄んだ空気や、都会では見ることのできない雪景色は、普段の生活では得ることができない楽しさや感動を与えてくれることでしょう。
「スノーシュー」というのは、元々はこの専用の道具の名前で、日本でいうところの「かんじき」をイメージしていただけるとわかりやすいでしょう。スポーツ用品店などでも販売されていますが、大抵の場合、スノーシューツアーを開催している場所でレンタルすることができます。
スノーシューを行う際には、服装はほとんどスキーを行う際のものを流用することができます。また、ストックやスノーブーツといった道具は、スノーシューと同様、レンタルしてくれるところもあります。ツアーに参加される際には、事前に確認してみてください。
エアーボード
エアーボードは、スイス生まれのウィンタースポーツです。裏面にエッジのついたゴム製のボードにうつ伏せに乗り込み、ゲレンデを滑り降ります。簡単な操作で、手軽にスピード感を楽しめるとあって、ヨーロッパでは世界大会も行われるほどの人気を博しています。
日本では、エアーボードで滑ることを許可してくれているスキー場がまだ少ないこともあり、あまり認知度は高くありません。ですが、最近ではエアーボードの体験ツアーが開催されるなど接する機会も増えており、その爽快感から徐々にファンを増やしつつあります。ツアーならエアーボードを自分で用意する必要もないため、気軽に参加することができます。
スノーモービル
バイクなどの乗り物が好きな方には、雪上を縦横無尽に駆けるスノーモービルはいかがでしょうか。スノーモービルは、簡単に表現すると「エンジン付きのそり」です。「エンジン付き」というと、免許や資格が必要なイメージがありますが、スノーモービルは公道を走るわけではないため、特にそういったものは必要ありません。
また、操作も簡単で、1時間ほどのレクチャーを受ければ、誰でも簡単に乗りこなすことができます。それでいて、下り斜面では時速100km近いスピードを体感できるとあって、多くの人がスノーモービルの魅力の虜になっています。操作に慣れてきたら、コースだけでなく、広大な雪原全体を好きなように走ることができるのも、スノーモービルが人気を集める要因の1つです。
犬ぞり
犬にそりを牽かせて雪上を走る「犬ぞり」は、日本でもほとんど体験できるところがありません。だからこそ、可愛らしい犬たちと雪原を走る体験は、思い出深いものになるでしょう。
「犬ぞり体験」は、大きく2種類に分けられます。それは、「インストラクターのそりに同乗して一定距離を走るものもの」と、「自分自身が操縦者(マッシャー)となって犬ぞりを走らせるもの」の2つです。
後者の場合だと、未知の作業に苦労することも多いかもしれません。しかし、犬たちとコミュニケーションをとりながら雪上を走ることになるため、体験が終わる頃には犬たちと深い絆で結ばれ、独特の感動を得ることができるはずです。そうした、「人と犬との共同作業」が、犬ぞりの大きな魅力なのです。
バックカントリー
スキーやスノーボードは大好きだけれど、滑りすぎて普通のゲレンデでは物足りなくなってしまった、という方は、バックカントリーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
バックカントリーとは、人工的なスキー場ではなく、自然の山でスキーやスノーボードを行うエクストリームスポーツです。自然の中を滑ることになるため、スキー場では得られないようなエキサイティングな体験をすることができます。
ただし、バックカントリーには、楽しさと同時にリスクも存在することは、十分に認識しておきましょう。例えば、怪我をしてしまった時には自分で対処しなければなりません。また、自然の山ですから、雪崩が発生する可能性もあります。
リフトや車両などの、雪山に登る手段が何もない場合もあります。その時は、自分の足で登っていかなくてはなりません。
もちろん、バックカントリーツアーでは専用のガイドさんが同行してくれるものもあるため、こうしたリスクを減らすことはできます。しかし、決して「ゼロ」にすることはできません。バックカントリーへの挑戦は、そうしたリスクを十分に認識した上でご検討ください。
キャンプ
キャンプというと、どうしても夏のアウトドアというイメージがあります。しかし、冬のキャンプというのは、決して他の季節では味わえない、多くの魅力を持っています。少しですが、冬キャンプの持つ魅力をご紹介すると……
冬のキャンプは、色々と快適なことが多い
通常のキャンプ時期である夏は、キャンプ場も大変混み合います。しかし、冬はキャンプ場に人がほとんどおらず、場合によっては貸し切り状態で、好きなように楽しむことができます。
また、夏のアウトドアにつきものの「虫」に悩まされることもありません。「虫が苦手で、キャンプはちょっと」と敬遠していらっしゃる方でも、冬のキャンプなら楽しめるかもしれません。
色んな「楽しみ」を体感できる
冬のキャンプでは、普段味わえないような色々な「楽しみ」を体感することができます。
もし、雪が積もっているなら、雪遊びを思う存分楽しむことができますし、最初にご紹介した「スノーシュー」や「ワカサギ釣り」など、冬しかできない遊びを体験できるキャンプ場も多くあります。また、夜に空を見上げれば、豪華なことで知られる冬の星座が空一面に広がっており、美しく壮大な自然を楽しむこともできます。
寒さを調味料にした、格別な料理やお酒
キャンプの醍醐味といえば、参加者全員がわいわいと協力して作る料理です。夏キャンプの定番料理といえばカレーですが、冬キャンプの定番料理は、ずばり「鍋」。寒い中で食べる温かな鍋料理は、普通に食べるものより何倍も美味しく感じられます。その他にも、豚汁やいも煮、シチューなども、冬キャンプにはぴったりです。
また、冬の寒さは、お酒の味を格別に引き立ててくれます。お酒を嗜まれる方は、ぜひ、料理に合わせて一杯傾けてみてください。ただし、酔い潰れてしまうと危険なため、飲みすぎには注意が必要です。
冬キャンプの魅力を味わうためにも、しっかりした寒さ対策を
冬キャンプをする際には、その魅力を十分に味わうためにも、きちんとした寒さ対策を行いましょう。特に、冬の夜はかなり冷えるため、睡眠の準備はしっかりした方がいいでしょう。
テントで寝るときは、寝袋に加えて寒さを遮断するマットを敷いたり、湯たんぽを使ったりすると効果的です。また、暖房のついたコテージやバンガローを利用すれば、そうした夜の寒さとも無縁でキャンプを楽しむことができます。
おわりに
冬は、スキーやスノーボード以外にも、こうしたたくさんのアウトドアレジャーを楽しめる季節です。普段からスキーやスノーボードを楽しんでいる方も、今年の冬はいつもと違った冬のアウトドアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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