離婚に一切応じない相手と離婚する方法
2014.06.23結婚 , 離婚 , 離婚する方法離婚する気のない相手に離婚の意志を持たせるためには?
離婚は相手のあるものです。自分1人が離婚しようと思ってもできるものではありません。
では、どうしたら離婚する気のない相手に離婚の意志を持たせることができるでしょうか。
「離婚したい」……言い出しづらいけど、どうやって切り出す?
「離婚したいけれど、相手が離婚してくれない」と思っているだけで、そもそも相手に離婚を切り出していない方も多いです。まずは相手に離婚の話をしなくてはいけません。
初めて離婚を切り出した際には、一切相手が応じないかもしれません。離婚話が不意打ちであればなおさらです。大人、特に男性は現状を壊すことを嫌う傾向が強いので、できるだけ「このままの状態」を望みます。
一度「離婚の意思はない」と言われたからといって、諦める必要はありません。一度目は否定されるものです。とにかく言い続けましょう。何度も何度もことある毎に、離婚したい意思を伝えましょう。
子供の前で離婚の話をするははばかられますが、朝や夜など2人になる瞬間を見つけて離婚について話をしましょう。1日に何度も話をするようにします。相手の仕事中にも、離婚したい旨のメールを入れましょう。効果が出ない場合は、電話をしましょう。半ば強引にも思えますが、相手の耳をこちらに向けるためにはある程度やむを得ません。
こうすることで、一切応じなかった相手もだんだんと離婚について考え始めるようになります。
「子どもに会わせろ!」……子どもとの面会のルール作りは?
夫婦関係は悪いものの子供がいる、子供と離れることが嫌で相手が一切応じない場合の離婚する方法です。「面会についてはしっかり考えている」と伝えましょう。
「今後一切関わらないでほしい。面会もさせたくない。」という母親も多いですが、それは母親の心情であり子供には子供の意思や権利があります。離婚しても子供にとっては親です。子供の権利を母親が勝手に奪うことは許されません。
たとえ「面会は一切しない」と決めたところで、その約束が大した効力を持つわけではありません。子供のアイデンティティのためにも、そして養育費の支払いを続けてもらうためにも、面会を否定することはお勧めできません。
また子供が幼い場合は写真を送るなどの約束もしましょう。「あなたが子供の父親であることは変わらない」「面会については、しっかり書面で約束をする」と言って、離婚後も子供との関係が続くことをアピールしましょう。
相手が離婚に同意していないうちから、面会のことや写真のこと、子供の成長の報告など、子供との関わりについて話していきましょう。子供を失ってしまうのが嫌で離婚に応じることができない相手も、離婚した後の子供との関わり方を具体的にイメージできることで、離婚に対する消極的な気持ちが消えていくこともあります。
それでも応じない時は……「周りを巻き込む」
夫婦間だけでは離婚に向けて話が進まないと判断すれば、親を巻き込むのも離婚する方法のひとつです。
あなたから話をされるのと、あなたの親から話をされるのとでは、相手の受け止め方も異なります。まずは自分の親を味方につけて、親からも離婚の話をしてもらいましょう。
それでも効果がない場合は、離婚に応じない相手の親も巻き込みましょう。ただし相手の親にとっては、相手が「かわいい子ども」です。あなたは「敵」ともなりかねません。慎重に臨む必要があります。相手の親の前で相手を否定してはいけません。「夫婦関係がうまくいかない」「離婚したい」という意思だけを伝えましょう。「お義父さんお義母さんには良くしていただきました」、子供がいる場合は「これからも変わらず子供のおじいちゃんおばあちゃんでいてください」などと言い添えておきましょう。
離婚に応じない人の中には、「離婚する」「夫婦関係がよくない」などとは誰にも言えない人が多いものです。先に周りに言っておくことで、相手が親などに相談や報告をする壁をとっぱらっておき、相手の離婚へのハードルを下げておくのです。
周りに離婚の意思を伝えるときには、自分が傷つくことも覚悟しておきましょう。相手によっては離婚することに否定的で、あなたのことを「辛抱が足りない」などと批判することもあるかもしれません。離婚はとかくエネルギーを使うものです。ある程度の非難は練習だと思って頑張りましょう。
最後に
相手が「離婚したくない」と意固地になっている時に、こちらも感情的に応じてしまっては泥沼にはまります。あくまでお互いの利益のことを考えた結果であることを冷静に伝え、少しずつ心の壁を崩していきましょう。
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