主婦必見!みんなのへそくり平均額は?へそくりの貯め方と見つからない隠し場所
2014.08.23へそくり , マネー , 貯金へそくりとは、節約やパート、内職などをして家族に内緒で貯めているお金のことを指します。
へそくりと聞くと主婦が貯めているものというイメージを持つ人も多いと思いますが、それにはちゃんと理由があります。辞書などによると、そもそも「へそくり」という言葉は江戸時代から使われており、「紵麻繰り」と書くのが正しいと言われています。紵麻とは麻糸のことで、これを糸巻きに繰って(巻きつけて)内職をし、こつこつお金を貯めていたことがへそくりの由来とされているようです。こうした糸巻きの内職は女性の仕事だったため、へそくりは主婦がするものだというイメージが強くなったのでしょう。
現在では主婦だけでなく男性もへそくりをするようになっていますが、やはりまだまだ主婦がへそくりをするケースの方が多いようです。
それでは、現在の主婦のへそくり事情は一体どのようになっているのでしょうか。損保ジャパンDIY生命が主婦500人を対象にして実施した『2014年夏のボーナスと家計の実態調査』(以下、便宜上へそくり調査と称します)の結果を元に、平均額や隠し場所などを紹介します。
主婦のへそくり平均額
へそくり調査の結果、主婦のへそくり平均額は452.4万円にものぼることがわかりました。2013年の調査結果(416万円)より35.6万円アップしています。
割合では100万~200万円が20.3%と最も多いものの、次いで1000万円以上が19.8%です。1000万円以上の割合が2013年の調査結果(10%)に比べて倍増しており、そのことが平均額アップに影響を与えていることは明らかです。
同調査では、主婦の年代別へそくり平均額は20代で224万円、30代で316.1万円、40代で500.7万円、50代以上で704.8万円となっています。年齢と貯蓄年数が比例し、年齢が上がるほど平均額も上がっていることがわかります。
へそくりの目的
へそくりをする目的は人それぞれですが、へそくり調査内の「『夫に内緒の資産』を持つ目的(複数回答)」のアンケート結果によれば「老後の備え」という回答が51%と半数を占めています。次いで「自分の趣味や買い物のため」が37.6%、「子供の将来のため」が26.2%、「家族の病気などに備えて」が24.8%と続きます。
子供の将来、家族の病気、夫の失業への備え、介護費用などを「家族のため」という目的にまとめた場合、「老後の備え」を抜いて78.2%となります。
へそくりは「自分だけでこっそり贅沢をするためのもの」というイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、実際には多くの人が「家族に何かあった時のために」とへそくりをしているようです。
へそくりの貯め方
人によっては1000万円以上というへそくり。一体どうやって貯めているのでしょうか。
へそくり調査によれば、独身時代に貯めていたお金や結婚後に自分で稼いだお金をとっておいたという回答が多いようです。また、結婚後に株やITビジネス、フリーマーケットなどで稼いだお金をへそくりにしたという回答もあります。そうした「自分で稼いだお金」をへそくりの原資としている割合は、計算したところ約65%でした。
中には、日々こつこつと少額を貯め続けている主婦もいるようです。その方法をご紹介しましょう。
まずは「つもり貯金」と呼ばれるもので、特売で普段より安く買えたから通常の金額分買ったつもりで浮いた分を貯金するというものです。他には「小銭貯金」があります。1日の終わりに、財布に残っている1円玉や5円玉を貯金箱に入れる人や、500円玉ができたらすぐ500円玉貯金箱に入れる習慣をつけている人もいるようです。
へそくりの隠し場所
昔は定番だったタンス預金ですが、へそくり調査の回答結果では全体の約9%とかなり少数派になっています。代わりに、銀行口座に預けているという人が約52%と台頭している結果となりました。
他にも証券会社や金、不動産への「投資」という形でへそくり資産を運用しているという回答も約23%となっています。
現金や通帳を隠す場合、タンスの他にキッチンや家電製品の中に忍ばせていることもあるようです。
夫が料理や掃除などの家事にあまり関わらないのであれば、かなり有効な隠し場所なのかもしれません。
他にも、通帳を実家に隠して預貯金はネットバンキングやATMを使って行うという方法もあります。この方法ならカードを財布やカード入れに入れておくだけなので、通帳の隠し場所が見つかる可能性も低いのではないでしょうか。
おわりに
へそくり調査では「今後へそくり額は増えていくだろう」という回答が40%程度となっており、「減る、またはなくなる」の約24%を大きく上回っています。家計の状況に関しては「楽だ」と答える人と「苦しい」と答える人が半々ですが、家計の状況に関わらずへそくりを継続する意見が多く見られました。家計が楽でも気を抜かず、また家計が苦しいからこそ不測の事態に対応できるようへそくりをするという主婦は多いようです。
参考URL
http://diy.co.jp/cms/research/1407014845.pdf-損保ジャパンDIY生命『2014年夏のボーナスと家計の実態調査』
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