NISA(少額投資非課税制度)の失敗しない口座開設方法
2014.06.10NISA , マネー , 投資NISA(少額投資非課税制度)とは
「投資を始めたいけど自己資金が足りない…」などの理由で、投資にチャレンジする機会を逃してきた人も多いでしょう。しかし、2014年1月から導入開始となったNISA(少額投資非課税制度)により、投資は私たちの身近な存在となりました。NISA口座を開設して取引をすれば、株や投資信託などの運用益・配当金を、一定額非課税にすることができるのです。
最近テレビCMなどでも宣伝しているこのNISAという制度は、1万円程度の運用資金から始められるため、注目されています。しかし、仕組みを知らなければ失敗してしまう可能性もあります。成功するポイントは、口座開設する金融機関にあるのです。
金融機関で取り扱っている商品のラインナップを確認しよう
NISAは、1人1金融機関でしか開設できないというルールがあります。複数に口座を持てないため、慎重に取引先を決めなければなりません。また一度口座を開設したら、4年間は他の金融機関に新規開設・変更することができないという決まりもあります。
つまり、自分がしたい投資を取り扱っていない金融機関に口座開設しても意味がないということです。今後4年間の投資方法を見越した上で、商品が充実している機関を選ぶことが大事になります。
制度上、取引可能となっているものは、国内株式と外国株式、投資信託、そしてREITやETFがあります。各金融機関は、この中のどれを選択してもよいことになっています。そのため、機関ごとにラインナップが異なっているのです。
明確に取引したい商品が決まっている人は、それを取り扱うところを選ぶといいです。しかし、まだ漠然としている人は、なるべく多くの商品があるところを選択した方が得策と言えます。
金融機関のサービス内容に注目しよう
NISA口座開設に失敗したと感じる人の多くは、サービス内容をきちんと把握しきれていなかったことを原因としています。開設後に、いざ取引をしようとしたら手数料が高かった、という失敗談が目立ちます。
運用利回りを最大限にするためには、節税効果以外にも注目しなくてはなりません。投資のコストを抑えるために、サービスの質を見極めることが大切です。
株式投資の場合は取引手数料がかかり、投資信託では買付手数料がかかります。同じ商品であっても、機関ごとに手数料率が異なる点に注意してください。無料で行ってくれるところもあれば、3%以上かかる場合もあります。
購入方法によって費用が異なるケースも多いです。窓口では手数料がかかることが多く、ネット購入だと無料・割引されるサービスが増えています。投資初心者で相談がしたい場合は、店舗型の銀行や証券会社を利用した方が安心できます。
引っ越しに対応できる金融機関を選ぼう
NISA口座開設をする金融機関を選ぶ際、忘れがちなのが拠点数の多さに関する情報です。最低でも4年間は同じ金融機関と付き合うわけですから、転勤などで引っ越す可能性も考慮した方が良いでしょう。
銀行や証券会社を選ぶ際には、全国各地に支店のある大手金融機関に注目するといいです。地元密着型のところを選ぶと、支店が少なくて困るケースがあります。やむを得ない引っ越しであったとしても、口座変更をすることはできないので、注意が必要です。
引っ越しても安心できるところとしては、都銀やネット対応している金融機関などがあります。あくまで選択肢の一つなので、トータル的なサービス内容を検討した上で決めるといいです。
最後に
これまで述べてきた3つのポイントを押さえて、失敗しない口座開設をしてみてください。情報が大事になりますので、常にアンテナを張っておきましょう。新しい取り組みなので、金融機関側でも時間の経過と共に対応方法が変わる可能性があります。
様子を見ながら開設のタイミングを狙うという手もあります。キャンペーン期間中に口座開設すれば、特典が付いてくる可能性がありますので、情報収集は定期的に行っていきましょう。
参考URL
NISA って何? | 剛力彩芽のNISAラクラクWEB | 日本証券業協会
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