初めての選挙もコレを読めば大丈夫!選挙の投票方法
2014.08.13投票 , 社会 , 選挙二十歳になれば誰もが有権者となり、選挙で投票することが可能です。しかし、ここ最近の投票率は50〜60%と低い水準にとどまっています。
「選挙に行かなきゃなあ…」という気持ちはあっても、選挙に行ったことがないため投票の仕方がわからず、投票所へ足を運ぶのを尻込みしてしまうという方もいるかもしれません。ですが、選挙の投票方法というのは至ってシンプルです。ここでは選挙の投票方法を解説します。
いつ、どこへ、何を持って行けばいいの?
選挙の投票日と投票所の住所は「投票のご案内」もしくは「投票所入場券」に記載されています。これらの書類は、投票日に先立って世帯ごとに郵送されているはずです。必ずこちらで確認をしましょう。
投票日当日、投票所は午前7時に開き午後8時に閉じられます。投票所へは入場券を忘れずに持っていきましょう。ただし、入場券が届かなかったり紛失してしまったりしても大丈夫。住所・氏名・生年月日から本人確認ができれば、投票することが可能です。投票所の係員の方にその旨を伝えましょう。
投票所の多くは、お住まいの近くにある小学校の体育館や役所などの公的施設となっています。わかりやすい場所が設定されているため、初めての人でも安心です。
さあ、投票しよう!
投票所に入ったら、まず入口付近に設置されている受付で入場券を渡しましょう。ここで選挙人名簿に登録されているかを確認してもらい、確認が済むと投票用紙が渡されます。この用紙を持って順路通りに進んでいきましょう。
投票用紙を受け取ったら投票記載所で記入をします。記載台には鉛筆が置いてあり、正面には候補者の氏名や政党の名称が貼ってあります。誤字・脱字などの記入ミスがあったり、余計なことが記入されていたりすると無効になってしまうことも。よく確かめて正確に、綺麗な字で記入しましょう。
なお、記載所にはついたてが設置されており、隣の人の手元は見えないようになっています。自分が誰に投票したかなどのプライバシーは守られているため、焦らずに安心して記入することができます。
このとき、自分で投票用紙の記入ができない場合は「代理投票」を、目の不自由な方は「点字投票」を行うことができます。自分自身や一緒に投票へ行く方がこれらの投票法を希望する場合は、係員の方に尋ねてみましょう。
投票用紙に記入できたら、用紙を二つ折りにして投票箱へ。これで投票は終わりです。
投票用紙には何を書けばいいの?
続いて、衆院選や参院選など選挙によって異なる投票方法の違いを説明します。選挙には、衆院選や参院選に都知事選、最高裁裁判官国民審査などさまざまな種類があり、それぞれ記入法に違いがあります。
衆院選と参院選では、2種類の投票が必要です。選挙区選出投票用紙には候補者名を、比例代表選出の投票用紙には政党名をそれぞれ記入します。ここでひとつ例外があり、参院選の比例代表選出では政党名ではなく候補者名を記入することも可能です。都議会議員選や都知事選、区議会議員・区長選などでは候補者名を記入します。
これらと異なった記入方法となっているのが最高裁裁判官国民審査。この審査では、やめさせたい裁判官がいる場合にのみ記入が必要となります。方法もシンプルで、その名前の上の欄に×を記入するというもの。信任する場合には何も記入する必要はありません。○などを書いてしまうとその投票用紙ごと無効となってしまうため気を付けましょう。
どの選挙の投票用紙であっても、氏名を書けばいいのか、政党名を書けばいいのか、それとも記号を書けばいいのかは明記されています。わからない場合でも近くにいる係員の方に聞くことができます。
当日に投票できない場合、どうすればいい?
旅行や仕事の予定が入っているなどの理由で、投票日に投票所へ行けない方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、事前に投票ができる期日前投票という制度があります。ほかにも、仕事や旅行などで地元にいない方が滞在先で投票できる不在者投票や、海外にいながら国政選挙に投票できる在外選挙があります。
期日前投票は事前の手続き不要なため、利用者が増えてきているようです。公示日の翌日から投票日の前日まで、地元の区役所などで投票することができます。まず投票のご案内(入場券)を持って、区役所もしくは臨時期日前投票所へ向かいましょう。投票所の受付で、請求書兼宣誓書に記入をして提出することが求められます。このとき、印鑑や身分証明書などの提示は必要ありません。
この後の流れは当日投票と同じ。投票用紙に候補者名や政党名を記入し、投票箱に投函すれば投票完了です。
おわりに
選挙の投票というと難しそうなイメージを持つかもしれませんが、意外と簡単なものだということがお分かりいただけたかと思います。
投票に行って意思表示をすることは、国民としての大きな責務です。私たち市民の生活をより良いものにしていくためにも、投票は必ず行いたいですね。
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