部下が退職の相談・・・頭においておきたい6つのポイント

2014.10.14仕事 , 退職
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勤務先で部下(後輩)ができると、いろいろな相談をされることがあります。その中でも困る相談内容が、「退職」に関わることです。部下の将来を左右しかねない重要な相談なため、反応に困る人は少なくないでしょう。

もし退職の相談された場合、どのように対処するのがよいのでしょうか。まず考えるべきことを6つ紹介していきます。

 

【考えること1】話しやすい場所・時間を作ることを考える

相談しやすい場所を選ぶ部下が退職に関する相談をしたいと言ってきた場合、真っ先に考えたいのは部下が話しやすい環境を作ることです。退職などデリケートな話題の場合、他の社員に知られるリスクを避けなくてはなりません。部下を尊重し、長時間話を聞ける態勢を整えましょう。

できれば社外が理想的です。社内の会議室などは他の社員に話が漏れる可能性があるため、避けた方が無難でしょう。会社の人間と鉢合わせにならないようなカフェや居酒屋など、いくつか候補を挙げた上で部下に選ばせるといいです。

勤務時間中に相談が始まった場合、改めて話し合いの場を設けると伝えましょう。もっと深く話を聞きたいという旨を述べ、とことん付き合う姿勢を見せるといいです。

相談の内容によっては、上司である自分だけでなく、企業内カウンセラーに相談することを提案する方法も有効です。最初からカウンセラーを薦めてしまうと突き放した印象を受ける可能性があるため、自分が話を聞いた上で、必要に応じて専門家への相談を提案してみるとよいでしょう。退職したい理由を言いにくそうにしている場合は、有効な手段となるはずです。

 

【考えること2】相談を聞いている間、どんな質問をすべきかを事前に考える

退職したいと考える理由は、人それぞれです。仕事に関する悩みが原因のケースもあれば、人間関係のトラブルを抱えているケースもあります。会社に対する不満があったり、将来性に不安があったりするケースも考えられます。

会社を辞めたい理由をヒアリングする際は、質問の内容やタイミングについて慎重になるべきでしょう。的外れな質問をする、相手の話の腰を折る、といったミスを犯さないためにも、あらゆるシチュエーションを想定して、質問を事前に考えておくといいです。

次の就職先が見つかっている場合は、「差し支えなかったら、その会社に決めた理由を教えてくれる?」、「今の会社に何か不満があった?」など改善できる可能性を探ってみるといいです。

上司との折り合いが悪く辞めたいという場合は、「部署替えをしたら働きやすい?」など、提案するような質問をすると、相手の望む答えを出せる可能性があります。部下が言いたいことを話し終えたら、少し間を置いて考えてから質問するのが理想的です。

 

【考えること3】本当に退職したいのか、引きとめて欲しいのか、判断する

相手の悩みの本質を捉えよう部下の相談を受ける際は、発している言葉だけでなく、表情や声のトーンなどに注目しましょう。退職したいという意志がどれくらい固いものなのか、判断する材料になります。

人によっては、退職の意志が固く、辞めるタイミングだけを相談するケースがあります。その場合は退職の手続きの仕方や辞めるタイミングのアドバイスをしてあげるといいです。

また、退職したい気持ちと残りたい気持ちが半々だというケースもあります。引きとめて欲しいという気持ちで相談することがあるため、言葉だけを鵜呑みにするのは危険です。

判断するためには、質問をして話を掘り下げる必要があります。本心を聞き出せるまで、徹底的にヒアリングをし、合間に「どうして?」、「残れる可能性はないの?」など、相手の気持ちを確かめやすい簡単な質問をしていくと効果的です。

 

【考えること4】辞める場合と残る場合、両方のメリット・デメリットを伝える

メリットとデメリットを伝える相談が後半に差し掛かってきたら、会社・仕事・人間関係などに関する自分の意見を伝えてみましょう。部下は勤続年数が長い上司の意見を聞きたくて相談します。自分が数年後はこうなっているだろう、というモデルケースのようなものだと考えてください。

今の会社を辞めた場合と残った場合、両方のメリットとデメリットを考えてあげましょう。「参考までに……」といった形で、自分が思う利点と欠点を具体的に説明し、共感できるかどうか聞きます。部下にとってメリットの方が多ければ、今すぐ退職しなくてもよいと判断できますし、デメリットの方が多ければ退職することも視野に入れたアドバイスをしてあげるとよいでしょう。

メリットとして挙げられるのは、給与や福利厚生といった待遇についてです。正社員として働いているなら、転職して正社員になれる可能性の低さなどを伝えてあげましょう。スキルアップ・キャリアアップできる会社であれば、将来性に関する悩みも解決できます。

デメリットとして挙げられるのは、サービス残業や強制的な飲み会など、いわゆるブラック企業のような要素です。職場の人間関係の悪さもデメリットと言えます。周囲の努力で改善できることなら、働きかけて働きやすい環境を整える方法を考えていきましょう。

 

【考えること5】掛けるべき言葉を慎重に考える

相談に乗る場合、何かしらの受け答えをする必要があります。意見を述べたり、反応をしたりしなくてはなりません。この時、言ってはいけないNGワードを使わないよう、事前に考えておきましょう。

ここで具体的に悪い例と良い例を示してみます。

「辞めたい」という言葉に対する第一声として、「今は人手が足りないから無理だよ」、「うちの会社ほど好条件の職場はないよ」という発言はNGです。自分の立場や気持ちを優先した意見を言えば、辞めたいという気持ちがさらに増していくものです。

「何かあった?」、「詳しく話を聞かせてくれ」と相手を思いやった言葉を投げかけるのが良い例です。向き合いたいという気持ちを伝えることがポイントとなります。

 

【考えること6】部下が退職した後の会社のことを考える

まわりへのフォローが大事どんなに良い人材であっても、本人の意志が固い場合は潔く退職の手続きをするのが上司の役目です。ここで考えたいのは、抜けた後に引き継ぐのは誰が適しているのか、仕事をどう割り振りするのかなど、業務に支障が出ないようにする方法です。

部下が担当していた仕事やお客様を、他の社員に負担してもらうことになります。公平に割り振りする工夫が必要です。繁忙期などの場合、自分も手伝うよう声を掛けながら様子を見て回り、残った社員をフォローするよう努力しましょう。

部下が退職することをみんなに伝えるタイミングも考える必要があります。退職する日が来るまでは一緒に働かなければなりません。気まずい空気になったり、職場環境が悪化したりといった劣悪な状況にならないように、細心の注意を払うことが大切です。

なるべく明るいムードを作るように努めましょう。上司が暗くなったり、イライラしたりしてしまうと、部下にも伝染していきます退職する部下も気まずい思いをするため、いつもと変わらない職場環境を整えていくことが大切です。

新たな人材確保も課題となります。社員が欠けてしまうことで仕事が回らなくなる場合、求人を出す必要があります。人事部などと相談しながら、採用に関する相談をスムーズに進められるよう、スケジュールを組みましょう。

 

おわりに

退職の相談を部下にされた場合、最低でも述べてきた6つのポイントを押さえることが大切です「辞めたい」という真剣な言葉に対し、冷たい態度をとることはNGです。どんなに忙しい時でも、後で時間を作る旨を伝えて、話を聞くようにしましょう。

参考URL

ZaKzaK by 夕刊フジ-部下が突然「辞めたい」本心「悩みを聞いてほしい」

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